マクラーレンのジェンソン・バトンは、ホンダが2017年に向けて大幅に変更したパワーユニットを開発していることを認めた。
ホンダは、6気筒エンジンのVバンク内にターボを配置するレイアウトを採用しているが、2017年に向けてこの配置を含めた設計を大幅に見直すと報じられている。
バトンは、次のように説明している。
「エンジンのあり方が原因で、必要なパワーを引き出しにくくなっていると思う」
「別に僕が言っているんじゃないよ。ホンダがそう言っているんだ。だから来年は作りかえるんだよ」
バトンは、F1ロシアGP(1日決勝)の予選で、わずか0.1秒の差で予選Q3進出を逃した。しかし、今シーズンのホンダエンジンの進歩は明らかだ。
予選後バトンはイギリスの『Sky Sports(スカイ・スポーツ)』に次のように語った。
「8番手と0.2秒差だったから痛いよ。でも、間違いなく進歩しているのが分かるのはいいものだ」
■契約交渉はまだ始まっていないとバトン
マクラーレンと1年契約を結んでいるバトンには、古巣ウィリアムズに復帰するといううわさもあるが、予選前にバトンは否定した。
「まだ誰とも話していないよ。マクラーレンとすらね」
「今年は18レース残っている。とにかく今を生きて、できるだけ楽しもうと思っているんだ。これが僕にとって最後の年になるのかどうか、僕には分からない」
「来年、自分が競争力のある場所にいると感じれば、レースを続けたい。たとえそれが優勝争いでなくてもね」