2016年F1の暫定カレンダーで開催時期が大きく変わったロシアGPとマレーシアGPは、変更に満足している。
昨年からF1カレンダーに加わったロシアGP。昨年と今年は10月開催だが、2016年は5月1日に移動し、バーレーンGPの1週間後となった。
プロモーターのセルゲイ・ヴォロビオフは、ロシアの『R-Sport』に次のように話している。
「最初のロシアGPを無事開催できたので、開催時期がいつになっても難しいことはない」
「5月の休日にグランプリがあれば、観客はさらに増えると思う」
■日本GPの前に移動したマレーシアGP
逆に、これまでシーズン序盤に開催されてきたマレーシアGPは、2016年に9月末に移り、シンガポールGPの翌週開催となる。
マレーシアGP責任者のラズラン・ラザリは、変化が必要だったと歓迎している。マレーシアの『Star(スター)』紙に次のように語った。
「当面、マレーシア人ドライバーをF1で見られる可能性は低い。セパンのレースに関心を集めるため、何か新しいことを考える必要があった」
「バーニー・エクレストンにシンガポールGPの前に入れてほしいと提案することも考えたが、そうなるとハリ・ラヤ・ハジ(イスラム教の祭)の祝日と重なってしまう。従って、この日程で問題ない」
「来年のレースを宣伝する期間が1年以上あるわけだから、うまくやれるだろう」