最近、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)が、昨年まで在籍していたフェラーリに関し、セバスチャン・ベッテルが加入してからも実際には何も進歩していないと語ったことが報じられていた。
これを受けて、フェラーリのチーム代表であるマウリツィオ・アリバベーネが、フェラーリは新たな時代に足を踏み入れたのだと主張した。
「フェルナンドがフェラーリの歴史の一部であることは確かだ」
フランスの『Auto Hebdo(オト・エブド)』にそう語ったアリバベーネは、次のように続けた。
「だが、彼とは離別すべき時を迎えていたことは間違いない」
「私は何も後悔はしていないよ。セバスチャン(ベッテル)もフェルナンド同様に速くて熱心に仕事をするドライバーだ。彼もかつてF1タイトルをとっており、再びF1チャンピオンになりたいと望んでいる」
「彼はチームにもうまく溶け込んでいるよ。状況も穏やかで温かいものとなっているし、チームも再び自分たちを信じることができ始めている。私は、それ以外のことに興味などないね」
そう語ったアリバベーネは、次のように付け加えた。
「アロンソが何を言おうと、それは彼の自由だ。彼は今後10年そういうことを言い続けることだってできる。だが、チームはその上を行っているよ。もう、ひとつの時代が終わったんだ」