レッドブルから移籍してきたセバスチャン・ベッテルが第2戦F1マレーシアGPで優勝を遂げたのを始め、常にメルセデスAMGに次ぐ戦闘力を示すなど、今季のフェラーリには躍進著しいものがある。
2013年まで8年間をフェラーリで過ごしたフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)は、大きく変わったのはF1カーばかりではないと次のように語った。
「フェラーリはすべてが変わったよ!」
「会長やチーム代表も変わったし、今ではもはや違うチームだ」
仮に、もっと早くフェラーリが現在の体制に代わっていたら、今ごろまだ自分がフェラーリにいた可能性もあると思うかと尋ねられたマッサは、「恐らく、そうじゃないかな」と答えた。
だが、マッサは現在のウィリアムズに非常に満足しており、今後もずっとこのチームにとどまりたいと主張している。
その一方で、フェラーリでは、キミ・ライコネンの後任として、現在のマッサのチームメートであるバルテリ・ボッタス獲得を視野に入れているようだとのうわさがささやかれている。
「彼が今後チームを移籍する可能性もあるだろうね。でも、それは来年ではないと思う。だって、ウィリアムズは彼との契約を延長するオプションを持っているからね」
そう語ったマッサは、次のように付け加えた。
「だけど、将来的にはフェラーリはさらに競争力を高めるだろう。勝利し、チャンピオンシップ獲得に向けて戦うだけの潜在能力があることをすでに示してみせているしね。もし彼(ボッタスが)フェラーリから誘われれば、行かない理由はないんじゃない?」