13日(土)にウルグアイ行われたフル電動フォーミュラカーによる世界選手権であるフォーミュラE第3戦で、今季限りでトロロッソのシートを失ったジャン-エリック・ベルニュが初参戦でいきなりポールポジションを獲得する活躍を見せ、その能力の高さを示してみせた。
プンタ・デル・エステの市街地コースで行われた決勝では、終盤のサスペンショントラブルによって優勝のチャンスは逃したものの、ベルニュが今後のキャリアに向けて有望なスタートを切ることができたのは間違いない。
2011年から3年間在籍したトロロッソのシートを失ったベルニュだが、来季代わってF1デビューを飾ることになったカルロス・サインツと最後まで2015年のシート獲得争いをしていたと考えられている。
トロロッソのチーム代表であるフランツ・トストも、「彼(ベルニュ)をはずすことにしたのは難しい判断だった。彼が非常に才能に恵まれたドライバーであることは間違いないからね」と認め、次のように付け加えた。
「だが、我々のチームには、レッドブルのドライバー育成プログラム出身の若手を走らせるという目的があるんだ。ジェブ(ベルニュの愛称)はすでに我々とともに3シーズンを過ごしていたからね」