アウディ・ジャパンは、アウディ初のプレミアムコンパクトセダンとなる新型「A3セダン」と「S3セダン」を14日(火)に発売した。価格は「A3」が325万円から410万円、「S3」は561万円となる。
今回発売となった新型セダンモデルは、昨年9月に発売された「スポーツバック」の新たなモデルラインとして投入されたもので、全長4,465mm、全幅1,795mm、全高1,405mmと一般的な立体駐車場に収納可能な日本の道路事情に適したサイズとされている。また、キャビンに熱間成形スチール素材が採用されたほか、ボンネットなどにはアルミニウムを組み合わせることで車両重量はわずか1330kgに抑えられている。
エクステリアデザインはCピラーまでのフラットなルーフラインが流れるようにショルダーラインにつながる、伝統的なセダンとクーペのダイナミックさを融合させたスタイルとされ、足下には16または17インチの大径アルミホイールが採用されることで、よりスポーティさを強調。
インテリアは、水平基調のダッシュボードとラップラウンドデザインを採用。ドライバー方向に向けてオフセットされたセンターコンソールとあいまって、スポーティかつモダンでエレガントなデザインとなっている。大きな丸形のエア吹き出し口、立体的なデコラティブパネル、エレガントなエアコンのコントロールパネルなど細部にわたってこだわった作りとなっている。また走行中のインターネット接続を可能とする最新のインフォテイメントシステム「アウディ・コネクト」も搭載される。
「A3セダン」には3種類のTFSIエンジンが用意される。排気量は1.4リッターと1.8リッターで、出力は1.4 TFSIが90kW(122ps)、1.4 TFSI with CODが103kW(140ps)、1.8 TFSIが132kW(180ps)となる。スタートストップシステムをはじめ気筒休止システムであるシリンダーオンデマンド(COD)などの低燃費技術により燃費性能も飛躍的に向上しており、1.4 TFSI with CODではJC08モード燃費20.0km/リッターを実現。全モデルにSトロニックトランスミッションが採用され、前輪駆動の1.4リッターエンジン搭載車は7速Sトロニック、クワトロ(4WD)の1.8リッターエンジン搭載車は6速Sトロニックの組み合わせとなる。
このセダンシリーズのトップモデルとなる「S3セダン」には、専用サスペンションにより25mm低められたボディーに18インチアルミホイールや大型ブレーキを採用。搭載される2.0リッターTFSI エンジンは 206kW(280ps)/380Nm を発生。クワトロには電子制御式の油圧マルチプレートクラッチが採用され、6速Sトロニックとの組み合わせにより、時速0-100km加速はわずか5.3秒を実現。なおかつ、JC08モード燃費も14.4km/リッターを達成している。
<新型セダン「A3」および「S3」のモデルと価格>
A3セダン1.4TFSI/325万円
A3セダン1.4TFSI with COD/364万円
A3セダン1.8TFSIクワトロ/410万円
S3セダン/561万円
※「S3セダン」は5月以降の納車を予定