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「成熟」した角田裕毅、レッドブルF1狙う!マルコ悩む「角田が急成長か、リカルドが弱ったのか」ローソン再登板で角田と比較か?

2024年04月06日(土)1:57 am

角田裕毅(RB)は、自分がF1のトップシートにふさわしい「成熟した」人間であることを証明する課題に立ち向かっていると語った。

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■もっと成長を示してチャンピオンを目指したい

まだ23歳と若い角田は、4シーズン連続でレッドブルの姉妹チームに在籍しているが、彼を支援をするホンダは2026年からアストンマーティンとタッグを組むため、海外では角田の将来を危ぶむ声も上がっている。

角田に対する批判でよく聞かれるのは、スピードがある反面、コックピット内で感情を爆発させやすいということだ。しかし、バーレーンGPでは一度だけキレたことがあったものの、今年は一歩前進したと考える関係者が多い。

「無線で大声を出すことはもうないです」と、今週末の鈴鹿での母国グランプリを前に語った。

「大声を出すことで集中力が途切れるとは思っていませんでしたが、バーレーンでは少しやりすぎたと感じたので、よりプロフェッショナルな方法で集中力を高めるよう意識的に努め始めました。ドライバーとして成長していることを示す必要があると考えるようになったんです」

「もっと成長してトップドライバーになってチャンピオンシップを狙いたいので、ラジオのボタンを押すときはそのことを念頭に置いています。そんな感じになっています」

■マルコ博士は角田を称賛

レッドブルのF1トップコンサルタントであるヘルムート・マルコ博士は、安定したペースの角田が、苦戦中のダニエル・リカルドを追い抜いていることが明らかになったことで、最近、角田をこう称賛した。

「彼の問題は、コントロールの欠如、感情の爆発、ミスを犯す傾向だったが、今シーズンはそれらすべてがなくなった」と80歳のオーストリア人アドバイザー、マルコは語った。

しかしマルコは、レッドブル・レーシングへの昇格候補と見なされるためには、さらにステップアップする必要があると警告した。

「この2レースは、ラジオのボタンを押さなくても自然に感情を抑えることができたと思います。そのことは嬉しかったです。感情を抑えることで、より早く冷静になれました。集中力も維持できました」と角田は語った。

しかし、角田にとってより差し迫った心配事は、日本GPの現地の天気予報だ。「天気予報ではあまりよくないみたいなので、そこが心配です」と笑顔を見せた。

■全員の悩み...角田が成長したのか、リカルドが弱ったのか

オーストリアの『Laola1』から角田について質問されたマルコは、2024年シーズンはダニエル・リカルドが角田の隣で苦戦しているのが印象的だと答えた。

「我々は全員がそのことで頭を悩ませているよ」

「彼は全体的にユウキよりも遅い。何かがうまくいっていないんだ。冬のテストではとても調子が良さそうだったから驚きだ」

■今シーズン中にローソン再登板で角田と比較テストか

しかし、角田は本当に今良くなっているのだろうか、それともリカルドが単に苦戦しているだけなのか?現在、RBでベンチを温めているリアム・ローソンが答えを出してくれるかもしれない。

マルコは、角田はレッドブル・レーシングにふさわしい十分な実力を持っているのだろうかと尋ねられると、次のように答えた。

「まずは他のドライバーと彼を比較する必要がある。なぜなら、問題はユウキが大きな進歩を遂げたのか、それともダニエルが弱いのか、ということだからだ」。

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