レッドブルF1のヘルムート・マルコ博士は、ダニエル・リカルド(RB)にあと2レースという最後通告を突きつけたという噂を否定した。
■マルコ「最後通告はしてない」
ドイツの専門誌によるとマルコは、リカルドが2024年シーズンで角田裕毅についていけず苦戦していることに端を発し、ニュージーランド紙が「最後通告」という情報を掲載したが、マルコはこの噂を否定したという。
マルコは、鈴鹿サーキットで行われるF1日本GPの金曜フリー走行1回目にRB F1が岩佐歩夢を起用するというニュースで、レッドブルの計画に記者たちが混乱しているのではないかと主張したという。
しかしマルコは、リカルドが最終的にレッドブルF1に昇格するには力不足であることが明らかになりつつあることから、リカルドの今後については「様子を見なければならない」とも語った。
「どのドライバーも相手のデータを見ている。だから秘密はない。彼らは同じクルマに乗っている。すべてが同じなんだ」
「ダニエルが速いドライバーであることは過去に証明されている。精神的な問題だ」。
しかしリカルドはそれを否定した。
「僕の頭の中は無意味なことで一杯だとか、そんなことはない」
■RBもリカルドを支持
決定的なのは、リカルドがRBチームのサポートをまだ維持していることだ。
RB F1のジョディ・エジントン(テクニカル・ディレクター)によると、34歳のリカルドは「彼のクルマをより好みに近づける」ために“懸命に働いていて”、“次の数レース”でスピードアップできるはずだという。