元F1王者のセバスチャン・ベッテルが、モータースポーツへの復帰を果たすかもしれない。
ポルシェは、ワークスのペンスキー・チームが来週アラゴン・サーキットで、2022年限りでF1を引退した4度のワールドチャンピオンであるベッテルに『ポルシェ963』ル・マン ハイパーカーでの耐久テストを実施すると発表した。
「ベッテルはスペインのサーキットでの準備のため、すでにシミュレーターで長時間を過ごしている」とポルシェはメディアリリースで述べ、36歳のベッテルはすでにドイツのヴァイザッハにあるポルシェのテストトラックでシェイクダウンを行ったと付け加えた。
「僕は他のレースシリーズを常に追いかけてきたし、耐久イベントへの好奇心も後押ししてくれた」とベッテルは語った。
「今のところ今後の予定はないけど、次に何が起こるか様子を見ることになるだろうね」。
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌のミハエル・シュミット記者はこう指摘する。
「ベッテルが今年ル・マンに出場するかどうかは明らかではないが、不可能ではない」
シュミットは、もしベッテルがル・マンでのレースを望むのであれば、準備のために少なくとも1回は同じようなスポーツカーレース、来月のイモラか5月のスパのレースに参加しなければならないのはほぼ間違いないだろうと付け加えた。