セルジオ・ペレス(レッドブル)のボスたちは、2025年の新契約獲得に向けて早々に弾みをつけたようだ。
●【2024F1第1戦バーレーンGP】予選タイム、タイム差、周回数
■ペレスにとっては厳しい状態
メキシコ人ドライバーのセルジオ・ペレスは、ダニエル・リカルドやカルロス・サインツらから来年のレッドブルのシートを維持するようプレッシャーをかけられている。
「チェコ・ペレスのドラマが再び戻ってきた」と、スペインの有名コメンテーター、アントニオ・ロバトはDAZNで語った。
「彼はすでにマックスから離れている。ペレスにはすでに雨が降っている。私がこう言うのは、それが危険なシートだからだ。彼は今年契約が終了する多くのドライバーの一人だ」
「ペレスにとってはまた難しくなりそうな予感がする。昨年に引き続き、予想通りの展開になるだろう。無敵のクルマはレッドブルだが、ドライバーは1人しかいない。他のドライバーはペレスに対応できる」とロバトは付け加えた。
■マルコ博士、ペレスの5番手はとても嬉しい
しかし、不思議なことに、レッドブルのボスたちは2024年に向けて早々にペレスを称賛している。フリー走行後、ヘルムート・マルコ博士は『Servus TV』にこう語った。
「マックスとはコンマ2秒差だし、ロングランで見れば僅差だ。彼の基準としては良いことだ。彼がそれを維持できれば、我々は満足感を得られるだろう」。
予選ではコンマ4秒差まで広がったが、マルコはこう主張した。
「セルジオの5番手にはとても嬉しく思っている。このトラックではオーバーテイクが可能だから、楽観的にレースを楽しみたい」
しかしマルコは、土曜日のレースの優勝候補はフェルスタッペンだが、ペレスは「メルセデス、フェラーリ、そしてフェルナンド・アロンソとの厳しいバトルが予想される」と認めた。
■ホーナーもペレスを支持
フェルスタッペンとペレスの予選でのコンマ4秒差について尋ねられた時、チーム代表であるクリスチャン・ホーナーは『Viaplay』に次のように答えた。
「大丈夫だ。ここは1周が長いし、フィールド(集団)は僅差だ。3番手と7番手の間はコンマちょっとしかない。チェコは良いポジションにいるし、そこから良いレースをすることができるさ」。