2024年F1開幕戦の地・バーレーン国際サーキットで、3日間という短いF1プレシーズンテストを終えて、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)は次のように振り返った。
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■十分なマシンを手に入れてかなり前進
「まず第一に、僕たちはレースをするのに十分なマシンを手に入れている。初日と2日目はマシンのあまりの違いに少し苦戦し、バランスを取るのに苦労したけど、マシンをよりドライビングしやすくするという点ではかなり前進した」
■過激なセッティングが功を奏す
「クルマの特性が変わったことで、僕たちはこれまで抱えていた問題のいくつかが別のところに移ってしまった。それでも、いくつか修正することはできたけど、残念ながら、その過程でいくつか気に入らない点が見つかってしまった。それにもかかわらず、今日は少し過激なセットアップを行って、これが良い方向に働いたんだ」
■全員が飛躍して力関係は均等、バトルが増えそう
「他のグリッド(他チーム)を見てみると、中団グループは全員が昨年から大幅にジャンプされているから、フィールド全体はほぼ均等になっている。今年は細かいディテールや他チームに適したコースもあるだろうから、面白いバトルがたくさんありそうだね」。
■ウィリアムズF1の直接のライバルは今年もRBか
ウィリアムズF1の2023年のコンストラクターズ・ランキングは28ポイントの7位で、RB F1(旧アルファタウリF1)は25ポイントの8位だった。ドライバーズ・ランキングでは、アルボンが27ポイントで13位、角田裕毅(RB)は17ポイントで14位だった。
このことから、F1の常識で考えればこの2チーム、2ドライバーは今年も直接のライバルと考えるのが妥当だ。