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最強レッドブルF1が開幕前に崩壊の危機?ホーナー代表の「不適切で支配的な行為疑惑」公聴会で解決策出ず終了…ニューウェイのフェラーリ移籍や新たな後任候補も浮上

2024年02月10日(土)16:57 pm

2024年2月9日金曜日、レッドブルはクリスチャン・ホーナー代表に対する「不適切で支配的な行為」の申し立てに対する公聴会を開いたが、解決策がなく終了した。

クリスチャン・ホーナー代表は、女性スタッフに対する行為の疑いに対して弁護士から数時間の尋問を受けたが、レッドブル広報担当者は「調査が完了する前にコメントするのは適切ではありません」と述べたと『BBC Sport(BBCスポーツ)』などが報じた。

■F1のカルチャーの変化

レッドブルのチーム代表、クリスチャン・ホーナーの後任候補がまたひとり浮上した。ホーナーは女性スタッフとの不適切な行為の疑いで追放の危機に直面している。

ウィリアムズのジェームス・ボウルズ代表は、この問題はF1のカルチャーの変化を反映していると『ブルームバーグTV』に語った。。

「20年前を振り返ってみると、このスポーツは間違いなく男性優位だった。白人、おそらく男性、おそらく40歳以上、それは変わりつつある。でも、今回の疑惑は?何が起こったのか分からないよ」。

最近のホーナーとの権力闘争に続き、オーストリアのヘルムート・マルコ博士も新たなスキャンダルに沈黙を守っている。『motorsport-total.com(モータースポーツ・トータル・コム)』のクリスチャン・ニマーヴォルの質問に対し、80歳のマルコ博士は「ホーナーは長年にわたって素晴らしい仕事をしてきた」とだけ答えた。

■元F1最高責任者がホーナーに助言?

バーニー・エクレストンは50歳のホーナーと非常に親しい関係にあり、『Sport1』は元F1最高責任者のエクレストンが水面下で仲間のイギリス人ドライバーに優しく助言していると考えている。

■ヨス・フェルスタッペンと不仲?

しかし、ホーナーは単に辞任することを拒んでいる。また、ホーナーはマックス・フェルスタッペンの父ヨスとも不仲になり、オランダのフェルスタッペン陣営はすでにオーストリアとマルコに傾倒しているとのうわさもある。

■ニューウェイがフェラーリへ?

さらに、ホーナーはエイドリアン・ニューウェイからの個人的、契約的な後ろ盾を失った可能性もある。

ソーシャルメディアのユーザーたちは、ニューウェイのフェラーリ移籍をセンセーショナルに伝える『X』の投稿「エイドリアン、今こそ後悔の念を晴らすチャンスだぞ」にニューウェイの妻アマンダが「いいね!」を押していることに気づいた。

『Sport1(スポーツワン)』は、ニューウェイとホーナーの友情は「壊れた」と報じている。

■レッドブルのタイのオーナーはホーナーを支持か

重要なのは、ホーナーがまだレッドブルの非オーストリア人オーナー陣営であるタイ人の支持を得ていることだ。

オランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』紙のジャーナリストで、この問題に非常に詳しいエリック・ファン・ハーレンは、ポッドキャスト『DRS De Race Show』で次のように語っている。

「タイのオーナーは今のところまだホーナーの味方だと思う。最終的には、彼が最も重要な発言権を持っている」

■後任候補がまた一人浮上

長年レッドブル・レーシングのチームマネジャーを務めてきたジョナサン・ウィートリーは、ホーナーが追放された場合の後任として有力視されているが、もう1人魅力的な候補者も浮上してきた。

ロンドンの『Times(タイムズ)』紙によると、ポスト・ホーナーにはマーク・マテシッツとともにレッドブルのオーストリア事業を統括しているオリバー・ミンツラフが就任する可能性があるという。

ホーナーは『Daily Mail(デイリー・メール)』紙の取材に対し、「ばかげたこと」だと否定している。

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