ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)が、2025年のF1移籍市場“シリー(愚かな)シーズン”に参戦するようだ。
ルイス・ハミルトンが2025年にメルセデスからフェラーリへ移籍するという衝撃的な発表をしたことが引き金となり、チームとの契約が2024年末で切れる多くのF1ドライバーたちにチャンスが訪れることになった。
■移籍を目指すヒュルケンベルグ
ヒュルケンベルグとのインタビューを終えた『Sports Illustrated(スポーツ・イラストレイテッド)』誌の記者は、ヒュルケンベルグが2025年もハースと契約していると示唆したが、彼はそれを否定した。
36歳になるヒュルケンベルグは『X』で、「すべてを信じてはいけないよ。誰かが冗談を真に受けすぎたんだ」と語った。
ヒュルケンベルグがこのような発言をしたのは、昨シーズン後半に競争力のないマシンを改善できなかったハースを批判しており、2025年のシートは他で検討したいという意思の表れだろう。
■チーム側は2年契約をしたい
ウィリアムズのアレックス・アルボンもまた、早すぎた2025年のシリーシーズンに巻き込まれたドライバーの一人だ。アルボンは今週、次のように語った。
「ドライバー市場を見ると、どのチームも2025年と2026年は同じドライバーで迎えたいと望んでいるのは明らかだ。現時点ではこんな感じだよ。いずれわかるだろうね」
2026年から新しいレギュレーションになることを見据え、各チームとしては安定したドライバーとメンバーで、一歩でもリードしたい。
■まさか1月に始まるとは...
フェルナンド・アロンソ、カルロス・サインツ、セルジオ・ペレスらも2025年のシリーシーズンに参戦する。
またアルピーヌのピエール・ガスリーとエステバン・オコンの2人も、2024年で契約が満了することを新車発表会で公に語った。
「クレイジーな(シリー)シーズンになることはわかっていた」とガスリーは新車発表会で語った。
「こんなに早く、1月に始まるとは思わなかった。でも、一年中こんな感じだよ。書くことがたくさんあるだろうね」とジャーナリストたちに冗談を言った。
「契約は早ければ早いほどいいと思うよ、他のすべてに良い影響を与えるからね」とガスリーは付け加えた。