マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、2021年のタイトル争いのライバルであり、7度のワールドチャンピオンに輝いたルイス・ハミルトン(メルセデス)のように、自身のF1キャリアを“赤”で終えることになるかもしれない。そう語るのは、ベルギーの放送局『RTBF』で長年F1解説を務めるガエタン・ヴィニュロンだ。
39歳のハミルトンが2025年はメルセデスからフェラーリに移籍するという衝撃的なニュースにも、彼はそれほどショックを受けていないという。
「F1史上、偉大な移籍のひとつだが、他にもあった」
「フェラーリは誰にでも夢を抱かせる魅力的なブランドだ。(ハミルトンのアイドルである(アイルトン・)セナはフェラーリでキャリアを終えることを望んだ。(ミハエル・)シューマッハはそれをやってチャンピオンになった。(フェルナンド)アロンソと(セバスチャン)ベッテルは挑戦して失敗した」
「今、ハミルトンがフェラーリで8度目のワールドタイトルを獲得できれば、彼は史上最高の選手になれるかもしれない。“イタリアン・ブランド”はとても魅力的なので、いつかマックス・フェルスタッペンがフェラーリでキャリアを終えることになっても驚かない」と付け加えた。
3度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンは、現在のレッドブルとの契約が切れる2028年末には31歳になっている。