フェラーリF1と複数年契約を発表して間もないシャルル・ルクレールだが、契約解除条項が含まれているといううわさが、これまで以上に意味を持つようになっている。
実際、フェラーリへ移籍してくる7冠のルイス・ハミルトンの後を追って、担当レースエンジニアのピーター・ボニントン(愛称ボノ)が2025年にフェラーリへ移籍する可能性がすでにうわさされている。おそらく、ハミルトンが自分自身を中心とした幅広いエンジニアのグループの一員となるのだろう。
元フェラーリF1ドライバーのゲルハルト・ベルガーは、「私は、ルイスとともに、新しいスキル、新しい技術者、新しい意思決定の方法がマラネロにもたらされ、チーム全員が感じるモチベーションに後押しされると確信している」と『Corriere della Sera(コリエレ・デラ・セーラ)』に語った。
「このすべてをフェラーリ・ブランドと結びつければ、財政面でも真の力を生み出すことになる」
「ルクレールは少し神経質になっているかもしれない。なぜならルイスは政治的にも技術的にも強く、経験豊富で、あらゆるレベルで安定したドライバーだからだ」
「だけど、一番になりたいと思うと、誰かと自分を比較せざるを得なくなる。もしシャルルがルイスを打ち負かすことができれば、彼は新たな認識とさらなる後押しを受けるだろうね」とベルガーは語った。