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アルファロメオCEO、ハースとのF1契約を断ったことを認める 次に注目するル・マンとWECは中途半端にやらない

2023年12月21日(木)18:37 pm

アルファロメオのジャン・フィリップ・インペラートCEOは、2024年までイタリアの自動車メーカーの名前をF1に残す機会を断ったと語った。

2026年のフルワークスF1プロジェクトを前に、スイスチームのザウバーはすでにVW(フォルクスワーゲン)傘下のアウディが一部所有していることもあって、アルファロメオとのネーミングライツ契約は終了した。

■ハースとの契約は断念

アルファロメオには、フェラーリ系F1チームであるハースと、同様のスポンサーシップ契約を結ぶのではないかとのうわさもあったが、インペラートは最終的にそれを断念したと言う。

「同じ条件下で約2倍の値段でチームのスポンサーになるという同じ経験を繰り返したかったのだろうか?」と『Ouest France(オースト・フランス)』紙は彼の言葉を引用している。

「いや、それは何も新しいものをもたらさないし、私は自分の製品の開発に資金を投入しなければならなかったからだ。他チームのスポンサーになって同じ話を始めるのは、あまり意味がない」とアルファロメオのCEOは付け加えた。

■注目するル・マンとWECは中途半端にやらない

しかし、インペラートはアルファロメオをモーターレーシングのトップクラスに近づけたいと考えており、現在はル・マンと世界耐久選手権(WEC)に目を向けているという。それに対するコミットメントはまだなされていない。

「もしやるとしたら、スポンサーとしてではなく、オーナーとしてだ。そして第二に、私たちはそれを長く続ける。1シーズンか2シーズンの準備期間を設けて、3シーズン未満でそれを行うことはないだろう」とインペラートは主張する。

また経済的なハードルも大きいという。

「経済的な方程式はまだ私を納得させるものではないし、財政的に損を被るようなエリアに逆戻りさせるようなリスクを会社に負わせるつもりもない」

ジョン・エルカン率いる親会社グループ、ステランティスのトップでもあるアルファロメオのCEOは、次のようにも語った。

「耐久レースにおける経費はインフレ傾向にあり、危険性が少なからずある。これは2015年に起きていたことと非常に似ている。しかし、私は本当に何かをしたいんだ。うまくいくものが見つかり次第、プログラムの内容を発表するよ」。

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