マックス・フェルスタッペン(レッドブルF1)は、F1のガソリンエンジン時代は終わりを迎えつつあると予測している。
■フェルスタッペン、10年後のF1に自分はいない
「10年後のF1はどうなっているだろうか?」と尋ねられ、3冠の世界チャンピオンは、『Blick(ブリック)』紙に次のように答えた。
「おそらくガソリンはなくなっているだろう。しかし、僕たちのスポーツはすでに環境に優しく、より持続可能なものになっている。 確実なのは、マックス・フェルスタッペンがもうそこにいないと言うことだ」と彼は笑った。
2014年、このスポーツは大音量で燃料を大量に消費する自然吸気エンジンからハイブリッドの“パワーユニット”へと移行し、2026年以降には電気エレメントと持続可能な燃料がさらに強化されることになり、物議を醸した。
しかし、F1が水素(風力や太陽光で製造でき、排出するのは水だけ)を検討するという話はほとんど聞かれない。
■FIAは別カテゴリーで水素を検証
現在、F1とFIA(国際自動車連盟)は、FIAのオフロードレースであるエクストリームEシリーズ(2025年からエクストリームHと改称され、水素エネルギーに切り替わる)と共同でワーキンググループを立ち上げると発表している。
F1のチーフテクニカルオフィサーであるパット・シモンズは次のように説明する。
「我々のスポーツは、信じられないほど短期間で新技術を世間に知らしめるという伝統を持っている」
「このワーキンググループによって、我々は実地経験を積み、エクストリームHが取り入れる水素推進のさまざまな側面についての理解と開発に貢献することができる」と付け加えた。