なぜ？F1引退のフランツ・トスト代表、アルファタウリのチームコンサルタントの可能性を否定
F1アブダビGPを最後にF1からの引退を表明しているフランツ・トストは、アルファタウリのチームコンサルタントとしてF1に関わり続ける可能性を否定した。
●【2023F1第23戦アブダビGP】決勝レース・全セッションの結果・開催スケジュール
■2年前にディディに引退を伝えたんだ
2023年に向けてチーム全体のブランド変更を行うのに合わせて、レッドブルの姉妹チームで長年ボスを務めてきた67歳のトストは、F1アブダビGPをもって退任する。
「2年前、私はディディ・マテシッツに70歳になったらもうピットレーンには立たないだろう、と言ったんだ」とアブダビで『Kronen Zeitung（クローネン・ツァイトゥング）』紙に語った。
「当時の彼は信じていなかったが、私は後継者を探し始めて、現在はピーター・バイエルとローラン・メキースがいる。来年は新しいレベルに到達するチャンスだよ」。
■今後は彼らに任せたい
数カ月前に引退を表明したとき、トストはパートタイムのチーム・コンサルタントとして部分的に関与し続ける可能性をほのめかしていたが、彼は今、その提案を取り下げたようだ。
「ピーターがCEOに、ローランがチーム代表に就任し、2人の優秀な人材がそれぞれのやり方でチームを引っ張っていくことになる。彼らの隣に立って『こうしろ、ああしろ』と言うのは正しいとは思わない」
「私は彼らに任せたいと思っている。それに私は彼らが正しい方向に向かっていると確信しているよ」。
■スキーを楽しむ
では、来年初めに新しいシーズンが始まったら、フランツ・トストはどこにいるのだろうか？「間違いなくスキーだよ」と彼は微笑んだ。
「これまでは土曜日か日曜日にしか行けなかったし、時々雨が降ることもあった。その後テストと最初のレースがあった。家に帰るとスキーシーズンは終わっていたんだ」
「今は、いつ行くかを自由に決められるのが楽しみなんだ。パウダースノーが降っているのを見たら、山に向かうよ」。
■チームを適切に引き継ぐ
しかし、別れを惜しむ週末を過ごしたことは、精神的に辛かったかと尋ねると、トストはこう答えた。（レース前に質問）
「今のところはノーだ。私たちはまだコンストラクターズ選手権で7位を争っているし、それをとても、とても真剣に受け止めている。したがって、私はまだ完全に統合されているし、おそらく来週（レース後）も統合されるだろう。というのも、2024年に向けて最適なポジションを確保するために、チームを適切に引き継ぐ必要があるからだ」
トストは「1月にどうなるのか、正確にはわからない」と認めた。
「チーム代表としての18年間で、私は多くの人々と知り合い、感謝するようになった」
「もしかしたら、その頃には少し憂鬱になったり、この人たちを恋しく思ったりするかもしれないけどね」。
