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ラスベガスGP前にホテルとチケット大幅値下げ・・・F1のCEOが異例の謝罪でストライキ回避? フェルスタッペン不満「やることやったらすぐ帰る」

2023年11月14日(火)19:52 pm

F1オーナーのグレッグ・マフェイ最高経営責任者(CEO)が、リバティ・メディアの新たなブルーリボンイベントの数日前に謝罪を発表するという異例の措置を講じた。

●【2023F1第22戦ラスベガスGP】開催スケジュール・全セッションの結果

同社はF1の商業権を所有するフォーミュラ・ワン・マネジメントを通じて、ラスベガスGPに数億ドルを投資している。

■フェルスタッペン「レースではなくショーのために行くようなもの」

しかし、ワールドチャンピオンのマックス・フェルスタッペンは「生ぬるい」と言う。

「僕たちはレースよりもショーのために行っているようなものだ。特にサーキットのレイアウトを見るとね」と彼はオランダの『Formule 1(フォーミュラ1)』誌に語った。

フェルスタッペンはこう続けた。

「ご存じの通り、僕は何も乗り気じゃないよ。ただ、『そこに行って、やるべきことをやって、できるだけ早くそこから出るんだ』と自分に言い聞かせているだけさ」

「それ以外は、あまり時間をかけていないんだ」。

■各チームは絶好の機会

実際、マシンは象徴的な“ストリップ”を走り、信じられないような“スフィア”会場はリバティが莫大な費用をかけて借り切っていて、チームはこの絶好の機会を利用して超強力なマーケティングを行うつもりだ。

メルセデスのボスであるトト・ヴォルフは次のように語った。

「これまでやってきたことをすべて吹き飛ばして予想以上の成果を狙っているんだ。“ラスベガスクラブ”と呼んでいる大きな建物があるんだけど、そこでは複数のレベルでイベントを開催し、ラスベガスにふさわしいエンターテインメントをゲストに提供するつもりだ」。

■地元住民はストライキも計画

一方、ラスベガスの地元住民は、これまでのところ、イベントの準備によって引き起こされた生活の混乱について痛烈に批判していて、不満を持つ接客業の従業員たちはストライキを計画しているほどだ。

■予想より売れず・・・チケット60%値下げで謝罪

また、リバティが見込んでいた信じられないような値段のチケット、ホスピタリティ、エンターテイメントに対する需要の高騰も、予想を大きく下回っている。

「チケットはまだ入手可能で、伝説的なストリップのホテル価格は大幅に下落しており、レースプロモーターのリバティはスタンドを埋め尽くす観客を集める能力を著しく過大評価していることをすべての兆候が示唆している」と『La Presse』紙は断言した。

また、サーキットに近い地元業者に対して当初請求されていた「法外な手数料」と同様に、一部のチケット価格は60%も値下げされたと報じている。

さらに『La Presse』紙は、「ある不服な業者の前に、視界を遮る建造物が意図的に建てられたという情報まで出回っている」と続けた。

この結果、リバティ・メディアのマフェイCEOは、特に業者と一般客に請求された極端なコストについて、ラスベガスに対して公式に謝罪するという異例の措置をとった。

「その多くは、率直に言って、我々とは全く関係のないコストから来ている」と彼は『Fox 5 Vegas』に語った。

「私はパートナーを恨んでいるわけではないが、ホテルの最低宿泊日数5泊とか、そういうことがコストを押し上げているんだ。すべてがチケットの価格設定だけではないよ」。

■ラスベガスの皆さんにお詫びしたい

一方、地元の人々への迷惑については、マフェイはこう付け加えた。

「ラスベガスの住民の皆さんにはお詫びを申し上げたい。彼らの忍耐と私たちを容認してくれる姿勢に感謝している」

「我々はこの地域に17億ドル(約2,564億円)もの収益をもたらす。だから、観戦を望むファンのためだけではない。ラスベガスにとって大きな経済効果になることを願っている」。

「私たちは、行われたすべての建設工事について、今年が最も困難な年で、将来的には物事が容易になることを願っているよ」とリバティのCEOは付け加えた。

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