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今のスプリントは今年が最後?次のF1委員会で様々なアイデアを議論・・・リバースグリッドや1周のみの予選も

2023年11月04日(土)22:43 pm

F1は2024年に向けて、「スプリント」フォーマットを刷新するようだ。

観客により多くのアクションを提供することを意図しているとはいえ、金曜日に「1回のフリー走行」と日曜日の「決勝レースのスターティンググリッドを決める予選」、土曜日には「スプリントシュートアウト」と呼ばれる予選、ショートレースのスプリントは万人に愛されるものではない。

■今のスプリントはやるべきか?

世界チャンピオンのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、インテルラゴスで明らかに嫌いなフォーマットについて尋ねられると、皮肉を込めて「ああ、本当に素晴らしいよ、とても楽しいね」と語った。

メルセデスのトト・ヴォルフ代表は、最大の問題は現在のフォーマットがわかりにくいことだと考えているが、たった1時間のプラクティスも問題を引き起こしているという。

「プラクティスを30分延長したほうがいいんだろうか?」

ヴォルフは、カジュアルなファンにとってより論理的なものにするために他のスプリント・フォーマットの組み替えを含め、現在F1のステファノ・ドメニカリCEOとすべてについて話し合っているところだと語った。

「私でさえ混乱して、次のセッションがどれなのかすぐには思い出せないんだ」

「結局のところ、我々は皆同じ目標を持っていると思う。個人的には、このような週末はまったく好きではないとよく言っているが、それが観客にとって良いものであるならば、やるべきだ」。

■リバースグリッドや1周のみの予選も

しかし現在、より実質的なスプリント改革について、いくつかの突飛なアイデアが浮上している。スプリント優勝者への賞金100万ドル(約1億4,900万円)、スプリント選手権としての独立、さらにはリバースグリッドなどだ。

リバースグリッドについて尋ねられたフェラーリのカルロス・サインツは、「あぁ、気にしないよ」と答えた。

「(今のフォーマットの)土曜日は日曜日に何が起こるかが明らかすぎるという意見には同意する。基本的に日曜日のレースの最初のスティントだ。だから、何か別のことをやってみようと思うんだ」

「リバースグリッド?1周のみの予選なのか?分からないけど、スプリント・フォーマットが今F1で行われているちょっとした実験であることを考えると、どのフォーマットがベストなのか、実験を続けることには前向きだよ」とサインツは付け加えた。

■F1委員会で様々なアイデアが議論

アルファタウリのピーター・バイエル最高経営責任者(CEO)は、意思決定を行うF1委員会の次回の会議に向けて、チームとドメニカリCEOの間で議論が行われていると述べ、「F1委員会で議論が行われている」と認めた。

スプリントはF1全体にとって大きな貢献をした」と彼は『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』に語った。

「結局のところ、観客はより多くのものを得ることができるんだ」

「問題は週末の構成だ。土曜日の午後に予選を行い、日曜日にレースを行うという従来のフォーマットを復活させることはできるだろうか?」

「土曜日の午前中にスプリントを行い、午後にメインレースの予選を行うというアイデアもあるんだ」

「でも、パルクフェルメの問題があって、マシンで作業することが許されない。「だから、話し合いが必要だし、それを望んでいるんだ」

バイエルはこう付け加えた。「我々は全員が積極的に参加しなければならない」

「アブダビで開催される次回のF1委員会では、このことが議題になるだろう」。

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