F1第16戦シンガポールGP(マリーナベイ)の初日を終えて、アルファタウリF1のジョナサン・エドルズ(チーフ・レース・エンジニア)が次のように振り返った。
●【2023F1第16戦シンガポールGP】全セッションの結果・開催スケジュール
■ジョナサン・エドルズ(アルファタウリF1、チーフ・レース・エンジニア)
FP1:9番手、16番手
FP2:12番手、16番手
「シンガポールにはいくつかの新しいエアロ・コンポーネントを持ち込んでおり、2台ともそれが装着されていた。今日の重要な目的のひとつは、このアップデートのパフォーマンスを理解し、データとともにマシンをどのようにセットアップするのがベストかを確認することだった」
「(コロナ渦で)過去数年はレースがキャンセルされていたため、ユウキ(角田裕毅)がここでドライブするのは2回目、リアムは初めてで、FP1は周回数を最大化し、ドライバーが一歩一歩ペースを上げていくことにフォーカスした。路面温度が高く、路面が汚れていたため、FP1で多くのことを学ぶのは難しいが、パッケージが機能していることを確認するのに十分で、両ドライバーともマシンに満足していた」
「予選と決勝の準備のために、週末で最も代表的なセッションであるFP2に向けて微調整を行った。ミディアムコンパウンドタイヤでのパフォーマンスは、変更が正しい方向に進んでいることを示していた。ソフトコンパウンドのショートランでは、リアム(ローソン)はラップタイムを更新したが、ユウキはグリップに苦しみ、タイムが伸びなかったから、明日に向けて取り組まなければならないことだ」
「ロングランでのグラデーションは何とかなったし、他のドライバーたちはいろいろなコンパウンドを使用していたから、日曜日に最善の戦略を決めるために、いろいろと検討しなければならないことがある。我々はショートランのパフォーマンスと、ソフトコンパウンドのポテンシャルを最大化するために何をすべきかということにフォーカスしている。総じて、ポジティブな週末のスタートとなったよ」。