セバスチャン・ベッテルが来週末に今季のF1第17戦日本GP(24日決勝)が開催される鈴鹿サーキットに姿を見せることはすでに報じられているが、どうやらその目的は環境問題についてアピールすることにあるようだ。
●【2023F1第17戦日本GP】全セッションの結果・開催スケジュール
■鈴鹿サーキットに「ハチのホテル」設置との報道
レッドブル時代の2010年から2013年にかけて4年連続でF1チャンピオンとなった実績を持つベッテルだが、近年では環境保護活動に熱心に取り組んでいることでも知られている。
そして、ベッテルが来週末に来日するのは、有名な鈴鹿サーキットのコース脇に1.7メートルの木製の『Bee Hotel(ハチのホテル)』を設置するという新たな構想を発表するためであることが明らかになっている。
ベッテルの母国ドイツの『Bild(ビルト)』紙によると、鈴鹿にはF1やF1チームを象徴する11のBee Hotelが設置されることになり、ドライバーやチーム首脳たちはベッテルの発表イベントに個人的に招待されるという。
ちなみに、ヨーロッパなどでは、自然保護活動の一環として、家庭や公園などにハチやその他の昆虫のためのホテル(巣箱)を設置する運動も行われているという。
■鈴鹿サーキットに「ハチのホテル」設置との報道
オーストリアの『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』は、36歳のベッテルが次のように語ったと報じている。
「今、僕はいくつかのことを試しているところなんだ」
「日本でのささいなことのようにね。それから、次に起こることには驚かされるだろう。だけど、間違いなく何かが起こるよ」
ベッテルが鈴鹿でどのようなメッセージを発信することになるのか、それも今年のF1日本GPの楽しみのひとつになりそうだ。