フェラーリF1代表、地元イタリアでの3位に満足？「少なくともレッドブルと戦えた」 チーフエンジニアのジョック・クリアも「新パーツは期待通り。マシンを理解できている証だ」
先週末に行われた今季のF1第15戦イタリアGPでは予選でフェラーリのカルロス・サインツがポールポジションを獲得し、モンツァ・サーキットに訪れていたティフォシと呼ばれるフェラーリファンたちを大いに喜ばせていた。
●【2023F1第15戦イタリアGP】全セッションの結果・開催スケジュール
■地元イタリアでの今季初勝利に期待がかかったフェラーリ
2023年のF1を圧倒的な強さで支配しているマックス・フェルスタッペン（レッドブル）は予選2番手となり、フェラーリのシャルル・ルクレールが3番手の位置を確保したことから、決勝でもフェラーリ勢がフェルスタッペンのF1新記録となる10連勝を阻むのではないかと期待された。
だが、決勝でポールポジションから懸命な走りを見せたサインツだったが、結局フェルスタッペンばかりか、5番グリッドからスタートしていたセルジオ・ペレスにも逆転を許し、3位で表彰台に上るのがやっとだった。
■レッドブルが少し速かっただけだとフェラーリのボス
しかし、第14戦オランダGPではレッドブルに手も足も出なかっだけに、モンツァでサインツが3位、シャルル・ルクレールが4位となったことはイタリアの名門チームにとってはまずまずの結果だったようだ。
「少なくとも、彼らと戦うことはできたよ」
今季からチーム代表としてフェラーリを率いているフレデリック・バスールはそう語ると、次のように付け加えた。
「彼らの方が少し速かった。だが、我々もよくついていったよ。コンマ1秒か2秒の差だったんじゃないかな」
■モンツァに投入したパーツはうまく機能した
フェラーリのチーフエンジニアを務めるイギリス出身のジョック・クリアも、イタリアGPの結果はマラネロに本部を置くイタリアの名門F1チームにとって朗報だと次のように語っている。
「モンツァのために開発したパーツが期待通りに機能した。それは、どうすればマシンがうまく機能するのかを我々が理解できていることを示すものだ」。
