ピエール・ガスリーのマネジャーがアルピーヌF1に対して「フラストレーション」を感じていることを認めた。
ルノーの事実上のワークスF1チームであるアルピーヌは、2022年シーズンをコンストラクターズランキング4位で終えたものの、フェルナンド・アロンソがアストンマーティンに移籍した2023年は現時点では6番手に低迷している。
■アロンソの後任としてアルピーヌに移籍したガスリー
そのアロンソの後任として、アルファタウリからアルピーヌに移籍したのがフランス人ドライバーのガスリーだ。
レッドブルのセカンドチームであるアルファタウリで走っていたガスリーだが、自分の目標であるレッドブルへの復帰チャンスはもうないと認識したことから、ほかのチームへの移籍を強く希望していた。
そして、引退したセバスチャン・ベッテルの後任としてアロンソがアストンマーティンに移籍することが決まったこと、そして、本来そのアロンソの後任として起用したいと考えていたリザーブドライバーのオスカー・ピアストリがマクラーレンと2023年の契約を結んだことから、ガスリーのアルピーヌ移籍が実現したという経緯がある。
■今はフラストレーションを抱えているとマネジャー
しかし、ガスリーのマネジャーを務めるギヨーム・ル・ゴフは、フランスのラジオ局『RMC』に次のように語り、現時点では自分たちが期待していたような状況とはなっていないと認めている。
「あのマシンは生まれるべくして生まれたものだ」
「我々が期待していたものとは少しずれているよ」
「その面では少しフラストレーションがある」
「我々がアルファタウリを離れたのは、1ポイントか2ポイントを争うためではないからね。それは誰もが知っていることだ」
現時点において、27歳のガスリーは22ポイントを獲得し、ランキングは12番手となっている。