【予選：F1ベルギーGP】フェルスタッペンが通算28回目のポール獲得も5グリッド降格！ルクレールとペレスは大きく離される･･･角田裕毅はリカルド超えのタイムで11番手
F1第13戦ベルギーGP（スパ・フランコルシャン）の初日の午後、日曜日の決勝レースのスターティンググリッドを決める予選が行われた。今週末はスプリント・フォーマットのため、初日午後に予選開催となった。
●【2023F1第13戦ベルギーGP】予選セッションの結果、開催スケジュール
■Q1：コース上空は一部だけ晴れ
10分遅れで始まった予選前の気になる天候だが、ピットでは雲の切れ間から陽が差ししてきた。しかし、オー・ルージュを駆け上がった後のストレートに続くターン5あたりは雨雲がかかるなど難しい予選になりそうだ。
FP1でトラブルを抱えたローガン・サージェント（ウィリアムズ）を除いて全員がインターミディエイトタイヤでコースイン。レコードラインが乾けばドライタイヤも可能になりそうな天候で、後半の急激なタイムアップによって大番狂わせもありそうだ。
■角田裕毅Q1突破！
Q1トップタイムはシャルル・ルクレール（フェラーリ）、2番手はマックス・フェルスタッペン（レッドブル）、3番手はルイス・ハミルトン（メルセデス）だった。
ホンダRBPTを搭載するアルファタウリF1は、復帰2戦目の34歳ダニエル・リカルドがQ1突破タイムを記録していたもののトラックリミットによりタイムが抹消され19番手、角田裕毅は9番手でQ1を突破した。角田裕毅はリカルドの抹消されたベストタイムを上回っており、難しいコンディションでの好タイムは高評価に繋がりそうだ。
【予選Q1】F1ベルギーGP
16 アレクサンダー・アルボン（ウィリアムズ）
17 ジョウ・グァンユ（アルファロメオ）
18 ローガン・サージェント（ウィリアムズ）
19 ダニエル・リカルド（アルファタウリ）
20 ニコ・ヒュルケンベルグ（ハース）
■Q2：インターミディエイトからソフトタイヤへ
Q2の後半になるとレコードラインが乾き、各マシンはソフトタイヤへ履き替えてアタックしていった。ラスト1周の急激なタイムアップによって大番狂わせもありそうだ。
Q2トップタイムはオスカー・ピアストリ（マクラーレン）、2番手はカルロス・サインツ（フェラーリ）、3番手はシャルル・ルクレール（フェラーリ）だった。
最後は続々とタイムアップしたため、マックス・フェルスタッペン（レッドブル）はトップから1.250秒差の10番手ギリギリでQ2を突破した。
角田裕毅は11番手で惜しくもQ3進出を逃してしまったが、マシンの力を考えれば大健闘だろう。
終盤のアタック中、エステバン・オコン（アルピーヌ）が濡れた路面でマシンコントロールを失いコースアウト。ウォールにヒットしてフロントウィングを壊してしまった。ピットまで走行して戻れたものの時間切れとなってしまった。
【予選Q2】F1ベルギーGP
11 角田裕毅（アルファタウリ）
12 ピエール・ガスリー（アルピーヌ）
13 ケビン・マグヌッセン（ハース）
14 バルテリ・ボッタス（アルファロメオ）
15 エステバン・オコン（アルピーヌ）
■Q3：一発勝負へ
Q3では路面がどんどん乾いていく中、全員がソフトタイヤでアタック。ミスが許されない最後の1周勝負となった。
難しいコンディションの中で今季8回目、通算28回目のポールポジションを獲得したのはマックス・フェルスタッペン（レッドブル）だった。
2番手はシャルル・ルクレール（フェラーリ）だったが、トップのフェルスタッペンとは0.820秒差、3番手のセルジオ・ペレス（レッドブル）は同0.877秒差の大差だった。
■フェルスタッペンは5グリッド降格
しかし、フェルスタッペンはギアボックス交換により5グリッド降格が決まっており、決勝レースのスターティンググリッドはシャルル・ルクレール（フェラーリ）がポールポジションからスタートする。
【予選暫定結果】F1ベルギーGP
1 M.フェルスタッペン（レッドブル）
2 C.ルクレール（フェラーリ）
3 S.ペレス（レッドブル）
4 L.ハミルトン（メルセデス）
5 C.サインツ（フェラーリ）
6 O.ピアストリ（マクラーレン）
7 L.ノリス（マクラーレン）
8 G.ラッセル（メルセデス）
9 F.アロンソ（アストンマーティン）
10 L.ストロール（アストンマーティン）
11 角田裕毅（アルファタウリ）
12 P.ガスリー（アルピーヌ）
13 K.マグヌッセン（ハース）
14 V.ボッタス（アルファロメオ）
15 E.オコン（アルピーヌ）
16 A.アルボン（ウィリアムズ）
17 G.ジョウ（アルファロメオ）
18 L.サージェント（ウィリアムズ）
19 D.リカルド（アルファタウリ）
20 N.ヒュルケンベルグ（ハース）
