アストンマーティンのフェルナンド・アロンソが、2023年F1シーズンをランキング2位で終える自信を示した。
●【2023年F1チャンピオンシップ・ランキング】アルファタウリが最下位転落・・・第9戦F1カナダGP終了後
先週末のF1カナダGPもマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポール・トゥ・ウィンを達成し、ドライバーズタイトル3連覇にまた大きく近づいた。
実際のところ、現時点でフェルスタッペンはランキング2番手につけているチームメートのセルジオ・ペレスとの差を69ポイントにまで開いており、今後よほどのことがない限り、2023年のF1ドライバーズタイトルを取り逃がすことはないと考えられている。
実際のところ、これからの興味は、ランキング2位争いの方に移っていくかもしれない。
■ペレスとのランキング2位争いに自信を見せるアロンソ
カナダGPの舞台となったモントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットで今季6回目の表彰台フィニッシュを達成したアストンマーティンのアロンソは、苦戦が続くペレスとの差を9ポイントにまで縮めている。
レッドブルのペレスを逆転して、2023年のF1ドライバーズ選手権を総合2位で終えることができると思うかとカナダGP決勝後に質問されたアロンソは、微笑みを浮かべながら「イエス」と答えている。
■改良マシンはすべてうまく機能しているとマイク・クラック
実際のところ、アストンマーティンのチーム代表を務めるマイク・クラックも、これからも2023年シーズンを力強く戦い続けることができるという自信を持っているようだ。
改良を施した2023年型F1マシンにより、アストンマーティンがレッドブルとの差を縮めることができたと思うかと質問されたルクセンブルク出身のクラックは、次のように答えた。
「そう思うよ。我々はギャップを少し縮めることができたし、それが励みになる」
「改良は我々が期待していた通りに機能したし、それは我々にとって嬉しいことだよ」
そう語った51歳のクラックは、次回の改良でさらにレッドブルとの差を縮めたいと示唆し、次のように付け加えている。
「すべてがうまくいっているし、これから次の改良に取り組んでいく必要がある」
■アロンソの次の目標はF1通算33勝目
2005年と2006年のF1チャンピオンであるアロンソはこれまでの8戦中6戦で表彰台に上る活躍を見せており、これは8戦すべてで表彰台に上ったフェルスタッペンに次ぐ成績となっている。
今後、フェルスタッペンとレッドブルの連勝を阻む者が出てくるとすれば、それはアストンマーティンのアロンソとなる可能性が高そうだ。アロンソがレースで2013年のスペインGP以来となる勝利を飾ることができれば、F1通算では33勝目を手にすることになる。