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【F1カナダGP順位&レポート】フェルスタッペンがポール・トゥ・ウィンでセナに並ぶ41勝目、レッドブル100勝目!表彰台には“11冠”の王者達!角田裕毅14位

2023年06月19日(月)5:22 am

2023年F1第9戦カナダGP(サーキット・ジル・ビルヌーブ)の決勝レースが行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポール・トゥ・ウィンで今季6勝目、アイルトン・セナに並ぶ41勝目、レッドブルF1にとって100勝目を飾った。

2位にはフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、3位にはルイス・ハミルトン(メルセデス)が入り、表彰台には11の世界タイトルを獲得した3人が立った。

●【2023F1第9戦カナダGP】決勝レースのタイム差、周回数

■F1カナダGPレポート

1周目
シグナルが消えてスタート!

ターン1はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が先頭、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がそれに続いた。

奇数列のハミルトンは素晴らしいスタートを切って、ターン1までにフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)を抜いた。アロンソもそれほど悪いスタートには見えなかったが、コースが汚れている偶数列は不利だったようだ。

ターン2でイン側のアロンソにアウト側のジョージ・ラッセル(メルセデス)が並びかけるが、次のターン3でイン側のアロンソが順位を守った。クリーンなバトルだ。

2周目
アルファタウリが角田裕毅(アルファタウリ)に「ユーキ、ボックス、ボックス、ボックス(ピットインしろ)」と指示した。ロングランに向けた戦略なのか、それともダメージを受けたのか、現時点では何も情報は入っていない。

8周目
バーチャル・セーフティカー(VSC)が出された。ローガン・サージェント(ウィリアムズ)のマシンがコース脇で止まっている。チームの指示だったため、メカニカルトラブルのようだ。

9周目
コースマーシャルの迅速な作業のおかげで、バーチャルセーフティカーは半周ほどで解除された。

12周目
セクター2でイエローフラッグ!ジョージ・ラッセル(メルセデス)がスローダウンだ。ターン9の出口でデブリが散らばっていることからウォールにヒットしたようだ。

ここでセーフティカーが導入された。

ラッセルは左リアのホイールが割れてタイヤをパンクさせたままゆっくりとピットを目指す。

13周目
続々とタイヤ交換をするが、タイヤ交換をしてピットレーンを走行中の3番手アロンソの目の前に、2番手だったハミルトンがタイヤ交換を終えてピットレーンに戻った際に接触しそうになった。

ラッセルはピットに戻ってタイヤ交換をしてコースに戻った。走行しながら確認しているようだが、どうやらアーム類への大きな影響はなさそうだ。

そのラッセルは、ターン9で縁石に乗り過ぎて出口でウォールにヒットしてしまった。

15周目
角田裕毅はセーフティカー中に順位を上げて13位を走行中だ。

17周目
コースマーシャルの清掃が終わり、セーフティカーが終了してレース再開。

フェルスタッペンはハミルトンとアロンソを警戒していたが、最終ターンでの加速が良く、ターン1でかなりの差をつけて逃げている。

先ほどのハミルトンとアロンソのピットレーンでの交錯と、同じくランド・ノリス(マクラーレン)についても調査対象となった。

18周目
まだピットストップしていないのは5名。ルクレールとサインツのフェラーリ勢、ペレス、バルテリ・ボッタス、ケビン・マグヌッセン(ハース)だ。

22周目
最終ターンでDRSを使うアロンソがハミルトンをオーバーテイク!

23周目
先ほどのピットレーンでの交錯について、アロンソとハミルトンの件と、ランド・ノリス(マクラーレン)についてもお咎めなしとなった。

26周目
フェラーリは4番手ルクレールに対して、すぐ後ろのサインツは攻撃しないと伝えた。チームオーダーだ。

29周目
フェルスタッペンが「このタイヤにはグリップがないよ」と再びタイヤについて不満を言い始めた。気温が高いせいか、タイヤのデグラデーションは予想よりも進んでいるようだ。

30周目
フェラーリ勢は1ストップ戦略のようだが、その戦略はうまくハマるだろうか?

31周目
フェルスタッペン「今このタイヤはグリップを失いつつあるよ」とチームに伝えた。

35周目
角田裕毅が2度目のピットイン。

ターン1ではニック・デ・フリース(アルファタウリ)とケビン・マグヌッセン(ハース)が軽く接触。その後のターン3で2台とも一歩も引かず、ブレーキング競争でタイヤから白煙を上げながらコースを突っ切ってまっすぐエスケープゾーンに進んでしまった。

2台ともリバースギアに入れて戻ることになり、大きく順位を落としてしまった。この件について記録されている。

39周目
ランド・ノリスに「スポーツマンらしくない行為」により5秒ペナルティが言い渡された。

これはセーフティカー下で集団を遅らせるためだったと思われる。

ペレスとサインツがピットインする。フェラーリはレッドブルに反応し、アルボンとペレスの前でコースに戻った。2ストップ戦略のドライバーたちのおかげで、フェラーリは4番手5番手に戻ってきた。

41周目
ニック・デ・フリースとケビン・マグヌッセンの件はお咎めなしとなった。

42周目
フェルスタッペンがピットインしてミディアムタイヤに交換した。

45周目
現在の順位は、フェルスタッペン、アロンソ、ハミルトン、ルクレール、サインツまでがトップ5だ。

それに続くペレス、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)、ラッセル、エステバン・オコン(アルピーヌ)、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)までがトップ10だ。

46周目
トップ3は、それぞれ4〜5秒の間隔を空けながら走行中だ。

47周目
アロンソがファステストラップを更新すると、すぐ後ろの3番手ハミルトンが1:15.879でファステストラップを塗り替え食らいつく。

49周目
アロンソはリフト&コーストするように言われたが、「レースに勝ちたい」と言い返す。しかしフェルスタッペンとの差は縮まらない。

55周目
ラッセルは問題を抱えているようだ。チームからは「ブレーキの摩耗が多すぎる」と言われた。ゆっくりとピットに戻っているようだ。

壁にヒットしたときにブレーキダクトに損傷があった可能性が高い。ラッセルはガレージに入ってリタイアとなった。サージェントに続き2台目のリタイアだ。

メルセデスF1の2戦連続ダブル表彰台の目標はここで消えた。

57周目
ミディアムタイヤのハミルトンは、レース後半までタイヤを温存し、ハードタイヤのアロンソを狙ってるようだ。2台は2秒差だが、ハミルトンのタイヤは十分なグリップを残せるだろうか?

58周目
トップのフェルスタッペンは慎重に前を走っているが、2番手アロンソはリフト&コーストをしながら走り、ハミルトンはチャージしている。

61周目
アロンソとハミルトンの差は1.4秒となった。ハミルトンは「アロンソはリアブレーキの問題を抱えているようだ」と無線で言われている。

63周目
アロンソはハミルトンが1.9秒後方にいると言われると「了解、僕に任せて」と答えた。頼もしい返事だ。そして突然スピードを上げてその差を広げていく。

64周目
最終シケインでランド・ノリス(マクラーレン)がバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)をオーバーテイク!

65周目
アロンソはハミルトンとの差を広げて、2.9秒リードしている。有言実行だ。

66周目
縁石に乗り上げすぎたフェルスタッペンは「縁石で飛びそうになった」と笑うほど余裕がある。後方のアロンソとは8秒以上の差がある。

67周目
オコンの後ろにいるノリスは、オコンのリアウイングが「ぶら下がっていて」かなり危険だとチームに伝えている。

70周目(最終ラップ)
フェルスタッペンがポール・トゥ・ウィンで今季6勝目、通算41勝目でアイルトン・セナに並び、レッドブルの通算100勝目を飾った。

2位はアロンソ、3位はハミルトンで、表彰台には3人合計で11ワールドタイトルの王者が並ぶことになった。

4位はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、5位はカルロス・サインツ(フェラーリ)でフェラーリ勢が続いた。

セルジオ・ペレス(レッドブル)は6位だったが、ファステストラップを記録し追加の1ポイントを獲得した。

7位は大健闘のアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)。

8位はエステバン・オコン(アルピーヌ)。最終ターンの手前でオコンに並んで前に出たランド・ノリス(マクラーレン)は、前方に遅いマシンがいたことで早めのブレーキングを強いられ、オコンをオーバーテイクすることができず接触を避けてコース外走行をしたことで9位でフィニッシュした。しかし、5秒ペナルティが適用されて13位という結果に終わった。

この結果、9位には母国GPのランス・ストロール(アストンマーティン)、10位はバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)が入った。

レッドブルと同じホンダRBPTのパワーユニットを搭載するアルファタウリは、角田裕毅が14位、新人ニック・デ・フリースは18位だった。

■【F1カナダGP】
1 M.フェルスタッペン(レッドブル)
2 F.アロンソ(アストンマーティン)
3 L.ハミルトン(メルセデス)
4 C.ルクレール(フェラーリ)
5 C.サインツ(フェラーリ)
6 S.ペレス(レッドブル)
7 A.アルボン(ウィリアムズ)
8 E.オコン(アルピーヌ)
9 L.ストロール(アストンマーティン)
10 V.ボッタス(アルファロメオ)
11 O.ピアストリ(マクラーレン)
12 P.ガスリー(アルピーヌ)
13 L.ノリス(マクラーレン)
14 角田裕毅(アルファタウリ)
15 N.ヒュルケンベルグ(ハース)
16 G.ジョウ(アルファロメオ)
17 K.マグヌッセン(ハース)
18 N.デ・フリース(アルファタウリ)
ー G.ラッセル(メルセデス)
ー L.サージェント(ウィリアムズ)

●【2023F1第9戦カナダGP】決勝レースのタイム差、周回数

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