2023年F1第9戦カナダGP(サーキット・ジル・ビルヌーブ)の予選Q3は、気温17度、路面19度、天候は雨、路面はウェットで始まり、全車インターミディエイトタイヤ(緑)でコースインしていった。
●【2023F1第9戦カナダGP】予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数
■雨足強まる
ポールポジションを決める12分間のQ3は、ウェットコンディションで始まり、全車インターミディエイトタイヤでコースイン。コース上は大きな雨雲が覆っており、どんどん状況は酷くなっていくため、早めにタイムを出しておきたい。
まずはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がベンチマークとなるタイムを記録。
その後、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)がセクター2で最速を出すが2番手。
フェルスタッペンはセクター1と3で最速タイムを記録しタイムを更新。
その後、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)が2番手に浮上したが、トップのフェルスタッペンとは1.244秒差もある。
■ピアストリがクラッシュで赤旗!
直後にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)がターン7でクラッシュ!赤旗が出され、残り7:11で中断となった。
雨は強くなっており、タイムアップは難しそうな状況だ。
ピットレーンに並んでセッション再開を待つアロンソは「雨が強くなってる。これじゃ誰もタイムを伸ばせないよ」と報告した。
案の定、コース上の雨足は強くなり、インターミディエイトタイヤでは厳しいコンディションで、全員がタイムを伸ばせずピットに戻ってきた。
4番手のルイス・ハミルトン(メルセデス)は「これはエクストリームウェット(青)だよ」とタイヤを履き替えてガレージで待機する。
残り2分を残して各ドライバーはマシンを降りた。ハースのガレージでは2番手を獲得したヒュルケンベルグがスタッフたちとガッチリ握手。
ポールポジションが確定したフェルスタッペンもスタッフと握手し、ピットウォールの首脳陣とも握手した。
予選3番手はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)だった。
決勝レース明日、日本時間3時から行われる。