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【動画:F1モナコGP】フェルスタッペン、アロンソを抑えて完勝!雨で荒れても上位勢は安定感抜群。角田裕毅はブレーキに苦戦もしっかり完走

2023年05月29日(月)0:47 am

2023年F1第7戦モナコGP(モンテカルロ市街地)の決勝レースが行われ、優勝はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2位はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、3位はエステバン・オコン(アルピーヌ)だった。

●【2023F1第7戦モナコGP】決勝レースの結果、タイム差、周回数

4位ルイス・ハミルトン(メルセデス)、5位ジョージ・ラッセル(メルセデス)、6位は地元シャルル・ルクレール(フェラーリ)だった。

レッドブルと同じホンダRBPTのパワーユニットを搭載するアルファタウリは、角田裕毅はブレーキへの不満を訴えながらも15位完走、新人ニック・デ・フリース(アルファタウリ)は12位だった。

78周のレースは52周目あたりから雨が降り始め、54周から雨が強くなるとウェットレースへ。マシンはあちこちで滑ってコースアウトやバリアに接触するなど混乱したが、上位勢は安定した走りを見せた。

■レースレポート

1周目
シグナルが消えてスタート!
注目のターン1はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が制した!アロンソは並ぶこともできず2番手につけている。

ヘアピンでは後方で混乱があり、ランス・ストロール(アストンマーティン)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)らが接触した。やや強引な動きだった。

2周目
この2台は両方ともまだ動いているが、ストロールはダメージとパンクの可能性を報告した。ヒュルケンベルグ、ジョウ・グァンユ(アルファロメオ)、セルジオ・ペレス(レッドブル)はピットイン。ペレスはハードタイヤに交換してクリアラップで最後まで走りきる作戦だ。

3周目
ハースはひどいピットストップで、ヒュルケンベルグはハードタイヤへ交換したもののさらに10秒ほどのタイムロスを余儀なくされた。ジョウ・グァンユもハードに切り替えた。

コース上ではフェルスタッペンとアロンソが3番手オコンを引き離しつつある。

4周目
ヒュルケンベルグに5秒タイムペナルティが出された。サージェントとの接触の原因を作ったためだ。やはり強引すぎた攻めだった。

5周目
フェルスタッペンはすでにアロンソを2秒近く引き離している。しかし、フェルスタッペンはミディアムタイヤでスタートし、アロンソはハードタイヤだ。できるだけ長く走り続けるためにタイヤを温存する必要があると考え、タイヤに気を配っている。

6周目
最後尾スタートのペレスがハイスピードで追い上げる。

9周目
3番手オコンはペースが上がらず、すでにフェルスタッペンとアロンソから10秒近く離され、後ろは渋滞ができている。

10周目
18番手のペレスがストロールに追いついた。1周目にハードタイヤへ交換したペレスはこのままいけば再びピットインする必要がないため、20秒のアドバンテージを持っている。

しかし、ペレスはすでにトップから29秒離れされており、早めに仕留めない限りその差はさらに広がるだろう。せめてポイント圏内まで上がりたいが、ここはモナコ、速くても抜けない。

11周目
ヌーベルシケインで、3番手のエステバン・オコン(アルピーヌ)にカルロス・サインツ(フェラーリ)が左レーンから仕掛けたが、オコンがブロック。サインツは右に避けようとしたが左フロントウイングが接触し、翼端版にダメージを負った。

12周目
ターン1から駆け上がっていく坂でサインツの左フロントウイングの翼端版が外れ、イエローフラッグが出された。

サインツの左フロントウイング翼端版は外れている。フェラーリのピットはノーズ交換の準備をしていたが戻した。モナコでは空力がそれほど大きなダメージにならないため、このまま行かせるようだ。

13周目
アロンソ「たぶん右フロントタイヤをパンクしたかも」。アストンマーティンは「大丈夫だ」と返す。サインツが落としたデブリを踏んだのかもしれない。

17周目
先ほど接触したサインツに黒白旗(スポーツマンシップに対する警告)が出された。

ケビン・マグヌッセン(ハース)がローガン・サージェント(ウィリアムズ)をオーバーテイク!

最終ターン手前のラスカスで、ランス・ストロール(アストンマーティン)がサージェントのイン側に飛び込みオーバーテイク!出口で加速がもたついたサージェントのイン側にセルジオ・ペレス(レッドブル)も並んで抜いていった。

サージェントはリアタイヤのデグラデーションに苦しんでいる。

20周目
ヌーベルシケインでニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)がサージェントをオーバーテイクして18番手へ浮上。

21周目
フェルスタッペン(ミディアム)がアロンソ(ハード)に8.5秒の差をつけている。オコン(ミディアム)はさらにその下にいる。

22周目
フェルスタッペンはアロンソとの差を広げる。セーフティーカーか雨頼みか?

23周目
フェルスタッペンは今ピットインしても3番手オコンの前で戻れる。

24周目
最後尾スタートのペレスはまだ16番手で、ストロールの後ろにつけており、なかなか前に進めない。

25周目
上位勢で誰が最初にピットインするのか?サインツはハードタイヤにグレイニングが出始め「予想以上に悪い」と不満を漏らしている。

26周目
サージェントが2度目のピットインでハードからソフトタイヤに履き替えた。

29周目
フェルスタッペンもタイヤにグレイニングがでている。

30周目
ペレスはレース終盤に雨が降る可能性があると告げられた。たしかに雨雲が近づいているが、いつ雨が降るかは誰にもわからない。

31周目
フェルスタッペンはグレイニングの影響でタイムが落ちている。アロンソはハードタイヤが功を奏し、その差を縮め始めている。

32周目
ルイス・ハミルトン(メルセデス)がミディアムからハードタイヤへ交換。8番手でコースに復帰した。

33周目
オコンがミディアムからハードタイヤへ交換。ハミルトンの前7番手でコースに復帰した。

ヌーベルシケインでペレスがストロールのアウト側から仕掛けたが、タイヤが接触!シケインを不通過しながらも前に出た。

34周目
サインツがハードからミディアムタイヤに交換。オコンとハミルトンの間に戻った。

35周目
ヌーベルシケイン出口でペレスがマグヌッセンのリアに接触し、フロントウイングを踏まれて破損した。

36周目
ペレスはピットインし、ノーズ交換とミディアムタイヤへ交換した。

39周目
リプレイによると、最終ターンでマグヌッセンのイン側にストロールが飛び込んだが、入りきることなく、ストロールの左フロントウイングが接触した。無謀な飛び込みだった。

41周目
フェルスタッペンはまだ速いペースで周回している。アロンソはバックマーカーをパスするのに手間取っている。

42周目
アロンソは、ピットストップを検討しているが、3番手ルクレールとの差が19秒しかない。ここでのピットストップは約20秒必要だ。

45周目
ルクレールがハードからミディアムタイヤへ交換。静止時間2.2秒だ。8番手でコースへ復帰した。

フェルスタッペンは、いつまでタイヤをキープできるのかわからないという。まだスタート時のミディアムタイヤを履いている。

雨はまだ降っていないが、いつ降るかもわからない状態だ。雨が降る直前にピットインするとレース展開は絶望的となるため悩ましい。

47周目
アストンマーティンは15周以内に雨が降る可能性があるとアロンソに伝えているが、こればかりはわからない。アロンソはフェルスタッペンから9.2秒後方を走っているが、スタート時からのハードタイヤの状態はまだ良いようだ。

48周目
レッドブルの雨雲レーダーは、今、雨雲がサーキット上空を抜けていく様子を映し出しているがまだ降っていない。

50周目
モナコ周辺の山の向こう側は雨が降っている。雨雲レーダーではモナコだけが雨は降っていないが時間の問題だ。

51周目
ジョージ・ラッセル(メルセデス)「ターン3でポツポツ降ってきた」と報告。

タイヤ交換のタイミングが難しい。グレイニングが出て難しい状況でももう少し路面が変わるまで耐えたい。

52周目
ノリスがハードに交換した。

53周目
雨がカメラに映るようになってきた。

フェルスタッペン「コース上に留まるためにピットインが必要かどうか知らせてくれ、とても簡単なことだよ」と言う。

54周目
カジノ周辺からトンネル入口までだけがかなり濡れている。しかしトンネルを抜けるとドライだ。

55周目
2番手アロンソがハードからミディアムタイヤに交換!インターミディエイトへの賭けはしなかった。

しかしここで10台がインターミディエイトへ交換!もうこれ以上ドライタイヤで走るのは危険なレベルだ。ここはモナコ、一つのミスが命取りになる。

56周目
トップのフェルスタッペンがインターミディエイトへ交換!そしてアロンソもインターミディエイトへ交換した!ギャンブル失敗だ。

雨粒が大きく、水しぶきがあがるようになった。

56周目
ストロールがポルティエでストップしイエローフラッグが振られた!バリアに接触し、フロントウイングを失っている。

58周目
ケビン・マグヌッセン(ハース)がラスカスでガードレールに突っ込んでいる!唯一ハードで走行していたが、非常にスロー走行していたものの曲がりきれなかった。運良くリバースで復帰、ピットに入った。

サージェントがヘアピンでガードレールに接触。インターミディエイトでもかなり厳しそうだ。うまくリバースで戻れた。

60周目
フルウェットを履いたマグヌッセンがターン1を曲がれず、エスケープに逃げた。

コースのあちこちでドライバーたちがコースアウト、滑りやすい路面に苦戦している。

ラッセルは数周前にサン・デボーテでコースアウトし、リバースで戻ってリスタートしようとした時に後ろから来たペレスに追突された。これが危険なコース復帰だったとして5秒ペナルティを科せられた。現在ラッセルは5位をキープし、後方のルクレールとの差は約5秒だ。

62周目
現在フルウェットタイヤを履いているのは16番手ペレス、17番手ヒュルケンベルグ、19番手マグヌッセンの3人だ。

63周目
フェルスタッペンは2番手アロンソより2秒早く周回している。その差は19秒だ。

5番手ラッセルは前を走るハミルトンより速いため、順位の入替を求めているが、難しい判断だ。

64周目
ラッセルは6番手ルクレールとの差を7秒に広げた。

ヒュルケンベルグに2回目のタイムペナルティ10秒が科せられた。

65周目
一部のセクターではまだかなり濡れているように見えるが、コースの一部はドライになりつつあるようだ。雨は弱まっている。

レース終了前にスリックタイヤに戻る可能性がある。

66周目
10番手を走行中の角田裕毅がラジオで世界中を楽しませている。
ブレーキングでタイムアップをしてくれと求められると「このブレーキは最悪だ!」言い返した。

69周目
ターン1で角田裕毅がオスカー・ピアストリ(マクラーレン)にオーバーテイクされ11番手に落ちてしまった。

その後、角田裕毅はミラボー入口で止まりきれずエスケープに逃げた。リバースギアで戻れたが13番手に落ちている。

70周目
角田裕毅は「ブレーキはあり得ない!」とラジオで叫んだ。

ここまでとても力強いレースをしていたが、ブレーキ温度に苦しんでいるのか急にブレーキがダメになってきた。

71周目
フェルスタッペンは、今日はもうストップする必要はないとチームに話している。レースは78周だ。

アロンソは24秒後方だ。インターミディエイトに交換前にスリックタイヤを選択したのはチームだったが、アロンソはそれを疑問視しており、チームは正しい選択だと言っていた。しかし、結果的に間違えた選択だった。

73周目
フェルスタッペンがペレスを2周遅れにしたところで、ペレスはピットに入り、フルウェットからインターに履き替えた。そして17番手でコースに復帰した。今日は難しい日になったようだ。

74周目
フェルスタッペンはアロンソを25秒リードしている。あとは確実に走りきるだけだ。

78周目フィニッシュ

フェルスタッペンがモナコで初のポール・トゥ・ウィン!今季4勝目を飾った。

アロンソはタイヤ戦略のミスで差が開いたが、今シーズン最上位となる2位表彰台を獲得した。タイヤ戦略を正しく行っても今日は優勝は難しかったことから、今シーズン初の2位をチームとともに喜ぶ。

フランス人のオコンは自身初のモナコGP3位表彰台を獲得。そして今シーズン初の表彰台を喜んだ。

角田裕毅はブレーキに苦しんだものの、なんとか15位でチェッカーを受けた。

来週はいよいよ通常のサーキット、バルセロナ・カタルーニャ・サーキットに戻る。ここで各チームのアップデートがどのような効果を発揮するのか、勢力図は変わるのかなど見どころが多い戦いになる。

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■F1モナコGP決勝レース動画 by DAZN

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