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F1とフェラーリ、エミリア・ロマーニャ州の地域安全・市民保護庁に各100万ユーロを寄付

2023年05月19日(金)23:03 pm

フォーミュラ1は、エミリア・ロマーニャ州の地域安全・市民保護庁に対し、同地域の洪水で被害を受けたコミュニティを支援するため、100万ユーロ(約1億5000万円)の寄付を直ちに行うと発表した。

また前日には、エミリア・ロマーニャ州にマラネロ・ファクトリーがあるフェラーリが、同じ100万ユーロを寄付すると発表している。

■6ヶ月分の雨が1日半で・・・100年で最悪の被害

大きな被害を受けた町のひとつであるラヴェンナの市長は「イタリアではこの100年で最悪の災害だ」と『BBC』に語った。

「6ヶ月分の雨が1日半」で降ったことで、ボローニャから115km離れた北東部の海岸までのほぼすべての川が氾濫し、少なくとも13人が死亡したと報じられている。

イタリア北東部のイモラでグランプリが開催される予定だったが、大雨による死者や数千人の避難者を出し、中止となった。

■ホスピタリティで使う予定だった食品の寄付

この事態を鑑み、F1ホスピタリティで使われるはずだった食品を必要としている人たちに配ることにし、洪水で被災した人々のためにフードバンクや配給を行う団体に寄付されたということだ。

■ドメニカリCEO「人々はこの危機を乗り越えられる」

F1の社長兼CEOであるステファノ・ドメニカリは、次のように述べた。

「私はエミリア・ロマーニャ州の素晴らしい土地で生まれ育ちましたが、この土地の歴史の中で最も悲しい瞬間を生きています」

「この地域のコミュニティが直面している状況はひどいものですが、イタリア全土の多くの人々と同様に、この地域の人々の回復力と情熱は、この危機を乗り越えることができると思います」

「私たちは、この難しい時間に彼らを支援するためにできる限りのことをしなければなりません。F1コミュニティを代表して、被災された方々のことを思い、信じられないような働きをしてくれた救急隊に感謝します」。

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