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【F1エミリア・ロマーニャGP中止】F1 CEO「私が生まれ育った地域の当局に余計な負担をかけたくない」

2023年05月17日(水)20:33 pm

F1は、今週末のF1エミリア・ロマーニャGPの中止を発表した。

中止の理由は、サーキット周辺のエミリア・ロマーニャ地方で起こった大雨の影響により洪水による犠牲者が出ているためだ。また、イモラ・サーキットのすぐ隣には川が流れており、その川も溢れそうになっていた。

この緊急事態を鑑み、関係者で話し合った結果、開催中止を決定した。F1は以下のプレスリリースを発行している。

■F1公式発表の内容

F1コミュニティは、先日エミリア・ロマーニャ地方で起こった出来事によって影響を受けた人々や地域社会に思いを寄せたいと思います。また、困っている人たちを助けるために全力を尽くしている救急隊の活動にも敬意を表したいと思います。

F1、FIA会長、関係省庁、イタリア自動車クラブ会長、エミリア・ロマーニャ州大統領、イモラ市長、プロモーターが協議した結果、イモラでの週末グランプリを実施しないことが決定されましたのでお知らせします。

この決断は、ファン、チーム、スタッフのために安全にイベントを開催することができないためであり、地域の町や都市が直面している状況を考えると、正しい責任ある行動であると言えます。この困難な時期に、自治体や救急隊にこれ以上の負担をかけることは正しいことではありません。

■ステファノ・ドメニカリCEO「私が生まれ育った地域の当局に余計な負担をかけたくない」

F1の社長兼CEOであるステファノ・ドメニカリは、次のように述べた。

「私が生まれ育った町であり地域であるイモラやエミリア・ロマーニャに起こったことは、まさに悲劇であり、私の思いと祈りは、洪水の犠牲者と影響を受けた家族および地域社会のためにあります」

「私は、助けを必要とする人々を助け、状況を緩和するために不眠不休で働く素晴らしい救急隊に感謝と賞賛の意を表したいと思います。彼らは英雄であり、イタリア全体が彼らを誇りに思っています」

「今回の決定は、地域社会の皆様、F1ファミリーの全員にとって正しいものです。安全性を確保し、この非常にひどい状況に対処する間、当局に余計な負担をかけないようにする必要があります」。

■FIA会長「関係者の安全と復旧作業が最優先事項」

FIA会長のモハメド・ベン・スレイエムは、次のように述べた。

「私とFIAファミリー全員の思いは、エミリア・ロマーニャ地方のひどい状況の影響を受けている人たちとともにあります。関係者の安全と復旧作業が、現時点での最優先事項です」。

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