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【アルファタウリF1】後任候補はローソンと岩佐歩夢!ニック・デ・フリースには“イエローカード”を提示したとレッドブル首脳のマルコ

2023年05月15日(月)18:19 pm

ニック・デ・フリース(アルファタウリ)には、今後少なくとも3レースにわたって改善のチャンスが与えられるようだ。

■苦戦が続くデ・フリースに解雇の噂も

今季、アルピーヌへ移籍したピエール・ガスリーの後任としてアルファタウリで角田裕毅のチームメートを務めることになったオランダ人ドライバーのデ・フリースだが、ここまでの5レースではチームの期待に応えられるだけのパフォーマンスを見せることができておらず、まだ1ポイントも獲得することができていない。

メディアの中には、レッドブル・レーシングとそのセカンドチームであるアルファタウリのドライバープログラム責任者であるヘルムート・マルコが、すでに28歳のデ・フリースを諦めており、近いうちに別のドライバーがその後任として起用されることになるだろうと報じているものもある。

■今はイエローカードの段階だとマルコ

だが、最近80歳となったばかりのマルコは、ドイツのテレビ局『Sport1(シュポルト1)』に次のように語った。

「次の3レースでは何も起こらないよ」

「だが、我々はデ・フリースと話をしたが、彼も同じ考えだった。彼には改善が必要だ。素晴らしい仕事をしているチームメートの角田裕毅との差はあまりにも大きすぎるよ」

「サッカー用語で言えば、ニックにはイエローカードが出されたが、まだレッドカードはもらっていない。彼が改善できれば、ドライバー交代の問題は起こらないだろう」

マルコのこうしたコメントからすれば、今後の3レースでもしデ・フリースに改善の兆しが見られなければ、その時点でレッドカードが出されてシートを失う可能性もありそうだ。

■万が一の後任候補はローソンと岩佐

しかし、仮にデ・フリースが今シーズン中に解雇されるといった事態が発生したとしても、今年レッドブルとサードドライバー契約を結んでいるダニエル・リカルドがそのシートに座ることはなさそうだ。

「最悪の事態となった場合、我々は自分たちの若手ドライバーを当てにすることになるだろう。具体的には、リアム・ローソンと岩佐歩夢だ」

「リカルドはないよ」

21歳のニュージーランド出身ドライバーであり2022年のF2選手権で総合3位となったローソンは、今年は日本のスーパーフォーミュラに参戦しており、現時点ではランキング3番手に位置している。また、同じく21歳の岩佐は現在F2選手権でやはりランキング3番手につけている。

F1昇格に必要となるスーパーライセンスポイントの問題はあるものの、もしも岩佐の昇格が実現すれば、アルファタウリで角田と岩佐という2人のドライバーがチームメートとして戦うという日本のF1ファンにとっては願ってもない状況となる可能性もまったくゼロではないかもしれない。

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