3人のトップF1ドライバーが、現在のチームを離れる可能性を否定した。
■ノリスの噂
ランド・ノリスは昨年、マクラーレンとの長期契約延長にサインしたが、それはチームが2022年シーズンに失速し、今シーズンはさらにひどいスタートとなる前のことだった。
一部ではマクラーレンの“危機”について語るものもいて、23歳で将来を有望視されているノリスが、2024年にはメルセデスやフェラーリに移籍する可能性もあると言われている。
この噂について聞かれたイギリス人ドライバーのノリスはそんな噂について大人の対応をしている。
「完全なデマであることを除けば、ある程度は構わないと思うよ」。
■ルクレールの噂
ノリスが狙っているのはフェラーリのシャルル・ルクレールのレースシートだろう。特にこのモナコ出身のルクレールは、F1開幕戦バーレーンGP後にフェラーリのジョン・エルカーン会長との緊急会談を要求したという噂があるが、ルクレールは次のように語る。
「チームにはたくさんの噂があるけど、そのうちの90パーセントはまったく根拠のないものだよ。どこから出てきたのかわからないし、正直なところ、どこから出てきた話かを探そうとすることにエネルギーを使いたくないんだ」
「もちろん、望んでいたような理想的なスタートではなかったが、それについてはどうすればいいのさ?」
この「根拠のない」噂についてルクレールは、誰かがマラネロを拠点とするチームを「不安定に」しようとしているのではないかと推測している。
「でも、僕は赤い服を着ているし、フェラーリを愛しているし、このチームでもう一度勝ちたいんだ」と彼はイタリアのメディアに語った。
■ハミルトンの噂
最後に、もしノリスとルクレールの2人が2024年に向けてチーム移籍を考えているとすれば、もう一つのトップチームは7度のワールドチャンピオンに輝いたルイス・ハミルトンのメルセデスのシートであることも明らかだ。
バーレーンGPでメルセデスのユニークなクルマのコンセプトに対する苦悩が明らかになった後、38歳のハミルトンは、昨年メルセデスが自分の意見に耳を傾けなかったと主張した。
「今にして思えば、必ずしもベストな言葉の選択ではなかったということだ」とハミルトンは木曜日に語った。
「僕は今でもこのチームを100%信じているし、僕の家族だし、長い間ここにいるんだ。だから、他の場所に行くつもりはないよ」。