F1に復帰したばかりのニコ・ヒュルケンベルグは、今年マラネロでより多くの時間を過ごすことを誓った。
数年前、フェラーリに在籍していたフェルナンド・アロンソがマラネロとの関係がギクシャクしている中、ヒュルケンベルグはフェラーリとの高額契約にサインしそうになったことがあった。
契約できなかったのは何がいけなかったのかと問われた時、35歳のドイツ人ヒュルケンベルグは「わからないよ、ただ実現しなかっただけなんだ」と答えた。
しかし、ついにヒュルケンベルグはマラネロへ足を運ぶことになった。
今季から所属するハースとフェラーリの技術提携の一環として、F1復帰を果たしたばかりのヒュルケンベルグはイタリアの名門チームのドライバーシミュレーターで丸一日を過ごした。
「今年はできるだけたくさん活用するつもりだ。数週間おきくらいにね」とヒュルケンベルグはジェッダで『formel1.de』に語った。
ヒュルケンベルグは「今年の半ばまでは計画しているし、その後はどうなるだろうね」と明かした。
「冬に行ってみてかなり役に立つことがわかったから、使ったらいいんじゃないかな?これでイメージが完成するんだ」
3年ぶりにF1に復帰したヒュルケンベルグは、2023年型ハースのステアリングを握り、現チームメイトのケビン・マグヌッセンよりも上手く走っていたように見えた。
しかしヒュルケンベルグは、同じバーレーンのサーキットでプレシーズンテストを行ったことで、スムーズな復帰を楽しむことができたと認めている。
2021年に初めてサウジアラビアGPが開催されたジェッダのストリートサーキットだが、ヒュルケンベルグはバーレーンより「こっちの方がずっと難しいよ」と語った。
「先週はシミュレーターに没頭して、できる限り準備をしてここ(ジェッダ)に来たんだ。さまざまな選択肢を検討し、フィルタリングしていくよ」。