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ピレリ、F1バーレーンGPは「2ストップ」最速のタイヤ戦略予想は?レッドブルのタイヤ戦略は有利に

2023年03月05日(日)22:47 pm

2023年F1開幕戦バーレーンGP(バーレーン・インターナショナル・サーキット)の予選が行われ、タイトルを2連覇中の王者マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、チームメートのセルジオ・ペレスに0.138秒差をつけて通算21回目のポールポジションを獲得した。

●【2023F1第1戦バーレーンGP】予選結果、Q1-Q2-Q3タイム

■ピレリのタイヤ戦略予想

ピレリは、このバーレーンGPは昨年同様2ストップレースを予想している。

計算上では、ソフトタイヤでスタートし、新コンパウンドのC1ハードタイヤに交換するのが最速の戦略だ。戦略によって、もう一度ソフトかハードを装着するチームが出てくると予想している。最後にソフトを履いた場合(ソフト→ハード→ソフト)は、理論的には全体的に少し速くなるようだ。

C2コンパウンドのミディアムタイヤを使用する場合は、ソフト→ミディアム→ソフト、またはソフト→ハード→ミディアムも考えられる。ただし、ミディアムを使わない場合と比べると遅くなる。

バーレーン・インターナショナル・サーキットは、タイヤの摩耗は激しく、デグラデーションのレベルが高い(劣化しやすい)ため、ワンストップ戦略は非常に難しいと考えられる。


F1開幕戦バーレーンGP決勝レース前の残りタイヤ

■マリオ・イゾラ(ピレリ、モータースポーツ部門責任者)

「予想通り、FP3ではほとんどのチームがソフトタイヤを使用して予選に備えたが、レッドブルは唯一、ハードも使用し、両ドライバーが2セットのソフトコンパウンドをレースで使用できる可能性を残した。新しいハード(C1コンパウンド)は、明日のレースで重要な鍵となることは間違いない」

「コンパウンド間の性能差を考慮し、予選はすべてソフトで行われ、フェルスタッペンが昨年のポールタイム(シャルル・ルクレール)を上回った。同じようなコンディションで、今年のポールが昨年よりコンマ8秒ほど速かったという事実は、2023年のマシンとタイヤのパッケージ性能が向上していることを裏付けているよ」。

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