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【予選レポート】レッドブル速い!フェルスタッペンが21回目のポール獲得!角田はデ・フリース超えのQ2進出!/F1バーレーンGP

2023年03月05日(日)2:03 am

2023年F1開幕戦バーレーンGP(バーレーン・インターナショナル・サーキット)の予選が行われた。

●【2023F1第1戦バーレーンGP】予選結果、Q1-Q2-Q3タイム

■予選:概要

タイトル2連覇中の王者マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、チームメートのセルジオ・ペレスを抑えて開幕戦のポールポジションを獲得した。

フェルスタッペンはQ3最初のアタックで1分29秒897を記録、そして最後のアタックで1分29秒708を叩き出し、ペレスに0.138秒差をつけてF1キャリア21回目のポールポジションを獲得した。

フェラーリ勢は2列目のグリッドを確保した。ポールポジションを争っていたシャルル・ルクレールは2回目の走行を行わず、決勝レースのためにタイヤを温存した。カルロス・サインツは0.154秒差で4番手につけた。

好調アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、ジョージ・ラッセルとルイス・ハミルトンのメルセデス勢を抑えて5番グリッドを獲得した。

トレーニング中の事故で手首を負傷してプレシーズンテストを欠席し、手術をしたランス・ストロールは、フリー走行の3時間しかテストできなかったにもかかわらず、エステバン・オコン(アルピーヌ)を上回り8番グリッドを獲得した。

F1復帰を果たしたニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)はトラックリミット違反でタイム抹消となり、10番グリッドとなった。

マクラーレンのランド・ノリスはコンマ数秒の差でQ3進出を逃して11番手、アルファロメオのバルテリ・ボッタスとジョウ・グァンユが続いた。

角田裕毅(アルファタウリ)はQ2に進出して14番手、アレックス・アルボンはウィリアムズをQ2へ導いたものの、唯一のフライングラップでミスをし、2度目のアタックをすることなくノータイムでQ2を終えた。

F1ルーキーでアメリカ人ドライバーのローガン・サージェント(ウィリアムズ)は、Q1終盤に15番手のノリスと同タイムを記録したもののあとからタイムを記録したためQ1で敗退した。

Q3に進出したチームメイトのヒュルケンベルグのペースについていけなかったケビン・マグヌッセンは17番手、契約時は話題の人となったルーキーのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)は18番手、遅咲きのF1フル参戦デビューを飾り評価の高いニック・デ・フリース(アルファタウリ)は19番手。

ピエール・ガスリーは、移籍したアルピーヌで最初の予選に臨んだが、トラックリミット違反でタイム抹消となり20番手、今季初のレースは最後尾からのスタートとなる。

■Q1:フェラーリに波乱

フェラーリはミディアムタイヤでドライバーをコースインさせたが、ルクレールはターン1でタイヤを大きくロックアップさせた。ストレートを走行中にマシンの一部(フロントとリアのホイールブロウ)が飛び散り、デブリ(破片)がサーキットに落ちたために赤旗が出された。

Q1ではサインツが1分30秒993を記録し、トップで通過した。2番手にはラッセル、3番手にはルクレール、4番手にはアロンソ、手首が回復してきたストロールは5番手、6番手にはヒュルケンベルグが入った。

レッドブル勢はフェルスタッペンが7番手、ペレスは10番手にとどまった。

Q1突破を心配されていた角田裕毅は8番手で通過した。

Q1では、16番手サージェント、18番手ピアストリ、19番手デ・フリースの3人のルーキーがQ1で脱落してしまった。マグヌッセンとガスリーは、コースリミット違反でベストタイムを抹消され、それぞれ17番手と20番手で脱落した。

【Q1敗退】
16 L.サージェント(ウィリアムズ)
17 K.マグヌッセン(ハース)
18 O.ピアストリ(マクラーレン)
19 N.デ・フリース(アルファタウリ)
20 P.ガスリー(アルピーヌ)
●【2023F1第1戦バーレーンGP】予選結果、Q1-Q2-Q3タイム

■Q2:レッドブル、手の内を見せ始める

フェルスタッペンは1回目の走行で1分30秒503を記録し、チームメイトのペレスに0.243秒差、後続に1秒差をつけるトップタイムを記録した。

しかし、2回目の走行で、ルクレールがフェルスタッペンのタイムをコンマ2秒上回る1分30秒282を記録してトップに立つ。

メルセデスはラッセルとハミルトンがそれぞれ3番手と4番手に入り、5番手サインツ(フェラーリ)、6番手アロンソ(アストンマーティン)、7番手にペレス(レッドブル)が続く展開。

ヒュルケンベルグ、オコン、ストロールがQ3進出を決めた。ストロールは終盤にトップ10に滑り込み、アストンマーティンのガレージは拍手喝采だ。

ノリス、ボッタスとジョウ・グァンユのアルファロメオ勢、角田裕毅(アルファタウリ)、アルボン(ウィリアムズ)はQ3進出を逃した。アルボンはターン5〜6〜7でコースアウトし、その1回のアタックのみで予選Q2を終えた。

【Q2敗退】
11 L.ノリス(マクラーレン)
12 V.ボッタス(アルファロメオ)
13 G.ジョウ(アルファロメオ)
14 角田裕毅(アルファタウリ)
15 A.アルボン(ウィリアムズ)
●【2023F1第1戦バーレーンGP】予選結果、Q1-Q2-Q3タイム

■Q3:レッドブル勢だけが29秒台へ

フェルスタッペンはQ3の序盤に1分29秒897を記録し、ルクレール、ペレス、サインツをリード。いずれも2セットのソフトタイヤを持っている。

アロンソはソフトタイヤ1セットで臨み、たった1周で暫定4番手へ。上位陣の2回目の走行に注目が集まった。

しかし、2回目のアタックの前にルクレールがマシンから降りるシーンが映し出された。信頼性の問題が懸念されたが、予選後インタビューでルクレールは決勝のためにフレッシュタイヤを残したことを明かした。決勝レースのために予選を犠牲にした形だ。

各ドライバーが2度目のアタックに入ると、フェルスタッペンは1分29秒708へとタイムを伸ばしてポールポジションを獲得、ペレスも0.138秒差で続いた。ルクレール、サインツのフェラーリ勢は、表彰台を狙うのに十分な2列目のポジションを確保した。

注目のアロンソは、ラッセルとハミルトンのメルセデス勢を上回り、5番グリッドを確保。チームメイトのストロールは8番手、オコン、ヒュルケンベルグまでがトップ10となった。

【Q3】F1開幕戦バーレーンGP
1 M.フェルスタッペン(レッドブル)
2 S.ペレス(レッドブル)
3 C.ルクレール(フェラーリ)
4 C.サインツ(フェラーリ)
5 F.アロンソ(アストンマーティン)
6 G.ラッセル(メルセデス)
7 L.ハミルトン(メルセデス)
8 L.ストロール(アストンマーティン)
9 E.オコン(アルピーヌ)
10 N.ヒュルケンベルグ(ハース)
●【2023F1第1戦バーレーンGP】予選結果、Q1-Q2-Q3タイム

2023年の開幕戦F1バーレーンGPは、日本時間5日24時(6日月曜日0時)にスタートする。

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