元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーが、2023年F1シーズンに向けてレッドブルが間違いなく自分たちが優位に立っていると考えるのは「危険」だと示唆した。
今週末には2023年F1開幕戦バーレーンGP(5日決勝)が開催されるが、同じバーレーン・インターナショナル・サーキットで先週行われたプレシーズンテストでのパフォーマンスを見る限り、今年もドライバーズタイトル3連覇を狙うマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がチャンピオン候補筆頭の位置にいるのは間違いないと考えられている。
■今年はレッドブル独走の退屈なシーズンに?
元F1ドライバーであり、現在はオランダGPの運営責任者を務めているヤン・ランマースは、地元オランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』に次のように語っている。
「すでに、人々がすごく退屈なシーズンになるだろうと言っているのが聞こえてきているよ」
■順調過ぎるのは“危険”だとベルガー
かつてフェラーリやマクラーレンで活躍したベルガーも、母国オーストリアの『Krone(クローネ)』に対し、「レッドブルが本命だ」と語っている。
しかし、63歳のベルガーは、レッドブルは落とし穴に気をつける必要があるだろうと次のように付け加えた。
「だが、すべてが非常に明らかに見えるときは、危険でもあるんだ。大抵、どこからか競争相手が出てくるものだからね」。