アストンマーティンの躍進を予想するF1関係者たち。メルセデスF1チーム代表「彼らが2位になる可能性もある」ヒュルケンベルグ「アロンソはすごく速い」
いよいよ今週末には2023年F1開幕戦バーレーンGP（3月5日決勝）が行われるが、同じバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた先週の公式プレシーズンテストを見た限りでは、昨年ドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルの2冠を手にしたレッドブルが頭ひとつ抜け出ている状況のようだ。
そして、それに続くのがフェラーリで、昨年ランキング3位で終えたメルセデスは今季も序盤は苦しむことになる可能性が高いと考えられている。
■今季はアストンマーティンが大きく躍進か
こうした中、昨年ランキング7位に沈んだアストンマーティンが、今季はかなり強くなる可能性がありそうだ。
ドイツのモータースポーツ専門誌『Auto Motor und Sport（アウト・モートア・ウント・シュポルト）』は、ある匿名F1エンジニアが、アストンマーティンは「少なくとも4番手、場合によってはメルセデスとフェラーリを脅かす存在になるかもしれない」と語ったと報じている。
■アロンソはすごく速いとヒュルケンベルグ
今年4年ぶりにフルタイムドライバーとしてハースで戦うことになるニコ・ヒュルケンベルグも同意見だ。35歳のドイツ人ドライバーであるヒュルケンベルグは、今季アルピーヌからアストンマーティンへ移籍した41歳のフェルナンド・アロンソに言及しながら次のように語った。
「フェルナンド（アロンソ）は信じられないほど速くて順調だ。ほかのドライバーたちは彼よりももっとドライビングを頑張らなければならないよ」
■計算上は2位浮上の可能性も？
そして、メルセデスのチームCEO兼代表であるトト・ヴォルフでさえ、自分たちがエンジンを供給しているアストンマーティンがライバルとなる可能性があると認め、次のように語っている。
「我々の計算によれば、アストンマーティンが2位になる可能性もあるよ」
