2023年2月14日、世界中のスクーデリア・フェラーリ・ファンにとって忘れられないバレンタインデーとなった。
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イタリアの昼前、マラネロのフィオラノ・サーキットで、フェラーリの2023年型の新F1マシン『SF23』が発表された。このマシンは、3月5日のバーレーンGPから始まるF1GPに参戦するためにフェラーリが製造した69番目のマシンだ。
■500人のティフォシがスタンドで大声援
この日、フィオラノ・サーキットに特設されたグランドスタンドに500人のファンが集まった。新型コロナウイルスの影響により2年間はバーチャルでの発表をしてきたが、ようやく本格的な発表会が行われるなど、サプライズ満載の一日となった。
ドライバーのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツは、発表会に先立ち、スクーデリア・フェラーリ・クラブの会員、エミリア・ロマーニャ自動車大学、アルフレッド・フェラーリ高等教育機関の学生、そして教師を含む多くの観客に挨拶に向かった。
■サーキットを走行
スクーデリア・フェラーリのイニシャル「SF」に参戦年を組み合わせる形式に戻ったことを示す『SF-23』は、まず映像で発表された。
その後、2017年以来初めて、発表日に実際にサーキットで走行することが発表された。2人のドライバーのどちらが先にステアリングを握るかは、フレデリック・バスールがルクレールとサインツのレースナンバーである16と55を片面ずつつけた特別なコインを投げて決定。ルクレールはSF23のシェイクダウンで2周をドライブし、カルロスはその後にステアリングを握った。
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■特別なカラーリング
SF-23のカラーリングは、一部のパーツにネイキッドカーボンを採用し、リアウィングには歴史的な「ロングF」ロゴがあしらわれている。
赤いカラーもフェラーリ・デザイン(created by Ferrari Design)による新色で、F1マシンはマット仕上げ、今年耐久レースでデビューする499Pハイパーカーは光沢仕上げを施している。
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