NEXT...F1開催スケジュール

F1で得た利益はコストの「20倍」!アルファロメオが2024年以降もF1に残る可能性「自動車レースはDNA」

2023年02月10日(金)18:49 pm

アルファロメオのブランドCEOを務めるジャン・フィリップ・インパラートが、2024年以降も何らかの形でアルファロメオの名前がF1に残る可能性があると示唆した。

■今年でザウバーとのネーミング契約が切れるアルファロメオ

現在、F1に参戦しているアルファロメオだが、そのチームの実態はスイスに拠点を構えるザウバーであり、イタリアの名門自動車会社であるアルファロメオがザウバーのネーミングライツを取得しているという状態だ。そして、そのアルファロメオとザウバーの契約は2023年シーズンを最後に解消されることになっている。

■今後のことは検討中だとCEO

2024年以降のレース活動について質問されたインパラートは、次のように答えている。

「我々はこれから、モータースポーツのどのカテゴリーにとどまるかを選択しなければならない」

「アルファロメオのDNAは自動車レースなんだ。同時に、我々のレースプログラムがもたらす経済的影響についても現実的に考える必要がある。だから、どのようなステップに進むかはまだ決まっていないよ」

■既存F1チームの買収は考えられない

しかし、アルファロメオは、既存のF1チームを買収するというようなステップはまったく考えていないようだ。

「それほど大きな投資は考えることすらできない」

そう語ったインペラートは、次のように続けた。

「チームを買収して成長させるために必要なほどの資金があれば、まったく別のことができるだろう。たとえば新しいロードカーを造るようなことがね」

「モーターレースに全財産を投じるのは、我々のビジョンには合わないんだ」

■スポンサーとしてF1にとどまる可能性は大?

とは言うものの、インペラートによれば、ザウバーとネーミング契約を結んだことによってアルファロメオが得られた利益は、コストの「20倍」にも上っているという。

それゆえ、アルファロメオがスポンサーとして2024年以降もF1にとどまる可能性は十分にありそうだ。

「それについては6月には話をする予定だ」

「5月末には社内で決定し、ル・マン クラシックかイギリスGP、あるいはその両方で発表することになるだろう」

そう語り、何らかの形でF1との関係を維持する可能性もあると示唆したインペラートは、次のように付け加えた。

「私はモータースポーツが大好きだし、F1が卓越したものであることも知っている。また、私はアルファロメオの歴史も愛しているし、その歴史はF1やスポーツカーに属するものなんだ」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック