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【レッドブル】2023年のF1タイトル防衛は昨年の半分の勝利で足りるとチーム代表

2023年02月07日(火)19:40 pm

レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、2023年F1シーズンは2022年ほど楽なものにはならないだろうと示唆した。

■レッドブル2023年型F1マシンは「昨年の進化版」

ホーナーは、2023年型F1マシンである『RB19』は、2022年のマシンを大幅に変えるのではなく、それをベースに進化させることを選んだと認めている。

その理由は「非常に安定した」レギュレーションにあると語ったホーナーは、次のように付け加えている。

「いくつか空力面での変更はある。しかし、これまでで最も成功したマシンであるRB18の長所をRB19がすべて受け継いでくれることを期待しているよ」

2022年にライバルたちに圧倒的な差をつけて2年連続F1チャンピオンとなったマックス・フェルスタッペンも、2023年に「まったく違うことを試す」のはレッドブルにとって「愚か」なことだと同意している。

■風洞時間制限のハンデを背負うレッドブル

実際のところ、2021年のバジェットキャップ(チーム予算上限)に違反していたと判定されたレッドブルは、今年は風洞時間が大幅に削減されることになっており、そうした状況のもとで大きな変更をマシンに施すのはリスクが非常に大きいのは確かだろう。

「我々は今あるもので最善を尽くしているところだ」

イギリス生まれのホーナーはそう語ると、次のように続けた。

「チームはハンディキャップに対応しなければならなかったが、彼らは素晴らしい仕事をしたよ」

「それで十分かどうかは、数週間後にわかり始めるだろう。だが、我々はこの状況を受け入れ、可能な限り効率的であろうと努めてきた」

■2023年のタイトル獲得には何勝が必要?

そう語った49歳のホーナーだが、2023年の戦いは厳しいものになるだろうが、昨年の半分の勝利が得られれば、タイトルを防衛できるチャンスはあると次のように付け加えている。

「だが、もし昨年の勝利数とポイントの50パーセントを確保できれば、タイトルを勝ち取るにはそれで十分だと思うよ」

全22戦で行われた2022年のF1だが、レッドブルはそのうち17戦で勝利(マックス・フェルスタッペンが15勝、セルジオ・ペレスが2勝)するという圧倒的な強さを見せた。

2023年は昨年よりも1戦多い全23戦での戦いとなるが、ホーナーは9勝がタイトル獲得のラインだと考えているようだ。

実際のところ、メルセデスやフェラーリの反撃が予想されるとともに、マクラーレンやアルピーヌが勝利するレースもあるかもしれないと言われており、2023年が昨年とは大きく異なる激戦のシーズンとなるのは間違いないかもしれない。

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