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ダニエル・リカルド「2023年はF1を休むことに満足している」自問自答して“正直な気持ち”がわかった

2023年02月06日(月)19:22 pm

ダニエル・リカルドが、2023年はF1を休むという判断をしたことは自分にとって正しいことだったと主張した。

レッドブルは3日(金)にニューヨークで2023年型F1マシン『RB19』に施されるカラーリングとともに、2026年からフォードをエンジンパートナーとして迎えることを発表した。

その発表会には、レッドブルのレースドライバーである現F1チャンピオンのマックス・フェルスタッペンとチームメートのセルジオ・ペレスに加え、今年サードドライバー契約を結んだリカルドの姿もあった。

F1関係者の中には、かつて2015年から2018年までセバスチャン・ベッテルやフェルスタッペンのチームメートとして活躍したリカルドが今後ペレスのシートを奪う可能性もあると考えている者もいるようだ。

■2023年のリカルドはレーサーとしてはほぼ完全休養?

しかし、その一方で、レッドブルは実際にはそれほどリカルドにドライバーとしての期待をしていないようだと考えている者もいる。

その理由のひとつは、ホーナーがリカルドについて、マクラーレンでのタフなシーズンを経て「少しばかりF1への愛情を失ってしまった」と認めていることだ。

さらに、レッドブルはリカルドの役割の大部分はチームやそのスポンサーにとってのアンバサダー的活動であることを強調しており、実際にリカルドは2023年の全レースに帯同する予定はないことも明らかとなっている。

こうした中でささやかれているもうひとつの噂は、リカルドはマクラーレンとの相互契約解消の条件に従って2023年には積極的にレース活動に関与することができないのではないかというものだ。

伝えられるところによれば、本来マクラーレンの2023年までの契約を結んでいたリカルドには、今年もマクラーレンから数百万ドル(数億円)が支払われることになっているという。

■今年は休みたいというのが正直な気持ちだとリカルド

こうした中、リカルドは3日(金)に行われたレッドブルの発表イベントにおいて、今年は休むことを優先していると認め、次のように語った。

「実際、ほかのチームと話をしたよ。でも、心の底ではどこにも行くことがないのはわかっていたんだ」

「僕は、本当にグリッドに残りたいのか考えたよ。そして、自分自身に正直に答えることができたとき、今シーズンは休みたいと思っていることがわかったんだ」

「シーズンの間にはきっとドライブするはずだよ。だけど、その欲望に燃えていると言うことはできないんだ。それでも、2023年をかなり落ち着いた状態でスタートできることをうれしく思っているよ」

そう語った33歳のオーストラリア出身ドライバーは、次のように付け加えた。

「僕は今でも自分が正しいことをしていると思っているよ。この先数か月でどのような展開になるのかわかるだろうね」。

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