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レッドブルF1のホーナー代表、ホンダが2026年から何かを計画していることを示唆

2023年02月06日(月)5:05 am

2月3日金曜日、レッドブルはニューヨークで行った2023年の新車発表会において、2026年からフォードとの提携を発表した。

●【今日の新車発表会は?】2023年F1新車発表スケジュール

■ホーナー代表、ホンダに感謝

これにより、ここまでドライバーズタイトル2回とコンストラクターズタイトル1回を獲得したレッドブルとホンダの良好な関係は2025年に終焉を迎えることになるわけだが、ホーナーはホンダを「驚異的な(信じられないような)会社だ」と称え、絶賛した。

「我々はホンダと素晴らしいパートナーシップを築いてきたが、彼らが2020年にF1からの撤退を最初に発表した時はとても悲しいことだったし、それが自分たちの未来のコントロールするために、レッドブル・パワートレインズを設立するきっかけになったんだ」

「そしてその旅に出る時、2026年に向けてリソースを蓄積するまでの間、ありがたいことにホンダが2025年の終わりまでエンジンを供給し続けることに同意してくれるという計画の変更があったんだ」

「我々の契約は2025年の終わりまでだ。我々は素晴らしい協力関係にあり、彼らは素晴らしい会社で、現在のレギュレーションでは2025年シーズンの最終戦までずっとホンダと一緒に全力を尽くしていくことになる」

■ホンダが2026年に向けて何かを計画

レッドブルは2026年に向けてポルシェとの提携を模索したが、ポルシェがチームの買収を希望したため、独立したチームを維持したいレッドブル・レーシングはこの話を白紙にした。そしてその後、フォードと話が進み比較的短期間で提携が成立した。

「フォードのようなOEMパートナーを得たことで、2026年シーズンに向けて我々の進むべき道は変わってきた」

「2026年に向けてホンダの計画が具体化されることを祈っている。しかし、その間に我々は非常に密接に協力し、これまでの成功をさらに高めていくつもりだ」。

■ホンダに残された可能性は3つか?

ホーナー代表によるとホンダは2026年に向けて何らかの計画を持っているようだが、考えられる可能性は3つある。

1つ目は、以前よりうわさされている車体も含めたF1チームとしての復帰の可能性もあるが、PUのワークス活動を止めたばかりということもあり、資金・人材・ファクトリーの確保、社内の説得などかなり高いハードルとなる。

2つ目は、現在のように他チームへのPU供給を継続する場合だ。その可能性は、現在フェラーリを搭載しているハース、メルセデスを搭載しているアストンマーティン、ウィリアムズ、そして2017年を最後に別れたマクラーレンの4チームだ。

3つ目は、ホンダがインディカーでエンジンを供給しているアンドレッティ・オートスポーツが、F1に参戦する際のパートナーになることだ。

F1参戦を画策しているアンドレッティにとっては、F1でも世界一になり、アメリカでパートナーシップの経験があるホンダと組めるのは最良の選択肢の1つとなる。

ホンダにとっても、F1では新チームになるとはいえアメリカで実力のあるチームと組むことは、現場でもコミュニケーションを取りやすく、アメリカ市場でのマーケティング面でも良い選択肢になるだろう。

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