レッドブルは3 日(金)にニューヨークで2023年型F1マシンのカラーリングを発表することになっているが、そこでフォードとの提携も正式に発表される可能性が高いようだ。
かつてF1においてエンジンサプライヤーとして大きな実績を残したフォードだが、2004年シーズンを最後にF1活動からは手を引いていた。しかし、そのフォードが新エンジンレギュレーションが導入される2026年から正式にF1に戻ってくることになりそうだ。
■フォードがF1活動を再開か?
少し前からレッドブルとフォードが提携するのはほぼ間違いないとの噂がささやかれていたが、このほどイタリアの『ANSA通信』が、フォードが公式リリースでこれを認めたと報じた。
実際のところ、この文書はレッドブルの新車発表が行われる3日の夜まで封印されるはずだったと考えられているが、どうやらそれがリークされたということのようだ。
『ANSA通信』によれば、フォードのウィリアム・フォード会長がその声明の中で、レッドブルとの契約は「ワクワクする新たな章の始まり」だと述べ、次のように続けているという。
「フォードは最高峰のスポーツに戻り、世界で最も注目される舞台のひとつ(F1)に革新、持続可能性、電動化における長い伝統をもちこむことになる」
■フォードとレッドブルが共同で2026年仕様エンジンの開発?
最近の噂では、フォードは2026年に導入される新F1エンジンレギュレーションに対応したエンジンの設計・製造を、レッドブルのエンジン部門であるレッドブル・パワートレインズと共同で進めていくことになるだろうという。
それが事実であれば、レッドブルとそのセカンドチームであるアルファタウリは、2025年まではホンダが製造したエンジンを搭載するものの、それと並行してフォードの協力のもとで2026年から搭載することになるエンジンの開発作業を行っていくことになりそうだ。
その噂について尋ねられたフォードの広報担当者は、オーストリアの『Kurier(クリヤー)』紙に対し、「我々は憶測に対してコメントしない」と答えたという。