ウィリアムズの新チーム代表ジェームス・ボウルズは、イギリスの名門チームを“ミニ・メルセデス”にするつもりはないと主張している。
ウィリアムズはヨースト・カピートを追放し、メルセデスで活躍してきた著名な戦略家ジェームス・ボウルズを新チーム代表に任命して新年をスタートさせた。
■メルセデスF1代表「“ミニ・メルセデス”になれとは言わない」
ウィリアムズはすでにメルセデスのカスタマーエンジンを搭載しており、かつてのチーム共同オーナーでありメルセデスF1代表のトト・ヴォルフとは深いつながりがある。しかしヴォルフは、ボウルズがウィリアムズに移籍したことでメルセデスとのつながりがさらに深まることはないと否定している。
「もし私がジェームスと関わり、“ミニ・メルセデス”になれと言ったとしたら、彼は私に失せろと言うだろうね」
「ジェームスはチームの成功によって進退を判断されることになるのだから、もしメルセデスが役に立つなら彼はそれについて話すだろうし、もし彼が別のポジションが必要だと感じるならそのポジションに立つだろう」。
■ボウルズ「ウィリアムズにとってベストなことをする」
ボウルズはまた、ウィリアムズが自慢の独立性を失いつつあることを否定した。
「メルセデスと我々が、何らかの形で協力関係を築かないという意味ではないんだ」
「私が加入する前からコラボレーションはあった」
「でも、私はこれから先、ウィリアムズにとってベストなことをしなければならない。ミニ・メルセデスとかBチームとか、そういう考え方はないんだ。これは私が自分の足で立ち、周りの組織と一緒に成功を収めるということなんだよ」。