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F1中国GPが今年のカレンダーに復活する可能性も

2023年01月16日(月)19:05 pm

2023年のF1カレンダーに再び上海で行われる中国GPが復活するかもしれないと報じられている。

F1は昨年の12月初旬に、2023年F1カレンダーの第4戦に位置づけられていた中国GPのキャンセルを正式に発表。これは、中国では新型コロナウイルス感染症であるcovid-19に関する厳しい渡航制限がとられていることから、4月16日に決勝が予定されている上海でのレース開催は現実的に不可能だと判断されたためだ。

ちなみに、2025年までF1開催契約が結ばれている中国GPだが、これで4年連続での開催キャンセルとなっている。

■検疫規制緩和でF1中国GP復活の可能性?

だが、その後の中国国内で市民による抗議が広まったこともあり、中国での検疫規制が大幅に緩和されている。

そして、このことを受けて、上海が2023年のF1カレンダーで再び4月に開催されることになるかもしれないと報じられている。そうなれば、2023年のF1は当初の計画通り、史上最多となる年間24戦が開催されることになる。

いくつかの国際的メディアが報じたところによると、上海のF1プロモーターが中国GPのカレンダー復帰を求めてF1 最高責任者(CEO)のステファノ・ドメニカリと統括団体であるFIA(国際自動車連盟)のモハメド・ベン・スレイエム会長に書簡を送ったようだ。

■計画通り24戦開催を目指すF1

とはいえ、規制緩和後に中国でcovid-19が再び急増していること、さらに、キャンセル決定を受けてF1チームたちが2023年シーズンのロジスティック計画をすでに見直していることなどもあり、すんなりと中国GPがカレンダーに復活するとは考えにくいとの報道もある。

また、すでにF1では中国GPの代替レース開催に向けてポルトガルのアルガルヴェ・サーキットやトルコのイスタンブール・パークなどとの交渉や調整を進めているとも噂されている。

ドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』によれば、この件に関するコメントを求めたものの、F1はそれに応じなかったという。

ともあれ、F1公式サイト『formula1.com』に掲載されている2023年レースカレンダーには、中国GPが組み込まれていた第4戦(4月16日決勝)は開催地の部分だけが『TBC』(To Be Confirmed=追って確認されるという意)と記載され、そのまま残されている。これを見ても、F1はなんとかこの部分にレースをくみ入れて年間24戦の開催を実現したいと考えているのは明らかだろう。

しかし、実際のところ、今から3か月後の4月中旬にレースを開催するためにこれから準備を進めていくのは非常に困難なことであるのも確かだ。もしもそこに上海を、あるいはほかの代替レースを組み込むにしろ、その決断にはもうそれほど時間はかけられないはずだ。

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