コロンビア出身の元F1ドライバーであるファン・パブロ・モントーヤの17歳の息子セバスチャン・モントーヤが、2023年シーズンに向けてレッドブルのジュニアプログラムに加わることになった。
セバスチャンの父であるファン・パブロ・モントーヤは、1999年に現在のインディカー・シリーズの母体のひとつであるCARTでデビューすると、その年に年間タイトルを獲得。そして2001年にウィリアムズでF1デビューを果たし、2005年にはマクラーレンへ移籍。2006年シーズンの第10戦アメリカGPを最後にF1を去ったものの、F1キャリアを通じて7勝をあげている。
ウィリアムズ時代の2002年と2003年にはドライバーズランキング3位となるなど、当時の王者ミハエル・シューマッハにとってはライバルのひとりだった。
そして、そのファン・パブロの息子であるセバスチャンが、父と同じようにF1で戦うことを目指してレッドブルとジュニアドライバー契約を結んだことが明らかとなった。
■最終的な目標はF1
「レッドブルの公式ジュニアチームの一員になったことを発表できることに興奮を覚えている」
インスタグラムにそう投稿したセバスチャン・モントーヤは次のように付け加えている。
「この1年で、僕はこのブランドのアスリートの一員となった。そして、これからは最終的な目標であるF1に向けて共に取り組んでいくことになる」
アメリカのマイアミで生まれたセバスチャン・モントーヤは、現時点ではコロンビアとアメリカの両方の国籍を有している。
フォーミュラカーデビューを果たしたのは2020年で、プレマ・レーシングからADACフォーミュラ4とイタリアF4の両選手権に参戦。2年目のシーズンとなった2021年にはそれぞれ年間ランキング9位と4位という成績を残している。
2022年にはフォーミュラ・リージョナル・アジア選手権に参戦し、開幕ラウンドの第1レースと第3ラウンドの第1レースで勝利をあげ、ランキングは7位となった。
また、この年にはオランダのザントフォールトで行われたF3選手権の第8ラウンドにカンポス・レーシングからスポット参戦し、スプリントレースとフィーチャーレースのいずれも8位入賞という結果を残している。