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「F1はパフォーマンス次第だ」とシューマッハのシートを引き継ぐニコ・ヒュルケンベルグ

2022年12月23日(金)18:45 pm

さまざまな論争を巻き起こしたものの、ハースは2年間一緒に戦ってきたミック・シューマッハとの契約を延長せず、7度F1王者となったミハエル・シューマッハを父に持つ23歳のドイツ人ドライバーは、2023年にはメルセデスのリザーブドライバーを務めながら復帰のチャンスを探ることになっている。

そして、そのシューマッハの後任となるのが、同じドイツ出身の35歳のニコ・ヒュルケンベルグだ。2019年シーズン限りでルノーのシートを失ったヒュルケンベルグは、2023年に4年ぶりにフルタイムドライバーとしてF1グリッドに復帰することになる。

■F1はパフォーマンスが全てだとヒュルケンベルグ

そのヒュルケンベルグは、母国ドイツの放送局『n-tv』から、ドイツが生んだ伝説的F1ドライバーの息子からシートを奪った形となったことに気まずさを感じているかと質問されると、次のように答えた。

「僕たちはそれについてお互いに話をしたことはないよ。それ以前にも、僕たちが意見を交わしたことは一度もないんだ」

「ミックは異なる世代に属しているからね。僕たちの間には、彼がセバスチャン(ベッテル)と持っているような、本当の関係は全くなかったよ」

「もし(シートを引き継ぐのが)僕でなかったら、誰かほかの人になっていたかもしれない。F1はパフォーマンス次第だからね」

「パフォーマンスを発揮し、納得させることができれば、仕事を得られる。パフォーマンスがなければ、すぐに終わってしまうんだ」

■2023年に向けたヒュルケンベルグの課題は体力?

ヒュルケンベルグは、2010年にウィリアムズでF1デビューを飾り、以後通算8年をフルタイムF1ドライバーとして過ごした実績を持っている。しかし、ルノーのシートを失ったあとの3年間は、新型コロナウイルスに感染したドライバーの代役として数レースに出走したことがあるだけだ。

つまり、2023年に向けたヒュルケンベルグの課題はフルシーズンを戦い抜くだけの体力面での準備だろう。実際のところ、2022年のF1最終戦アブダビGPの翌週にヤス・マリーナ・サーキットで行われたシーズン後テストでハースF1マシンのステアリングを握ったときは「人間的デグラデーション(性能低下)」を感じると語ったことが報じられていた。

しかし、ヒュルケンベルグは、2023年シーズンに向けた準備は「うまくいっている」と主張し、次のように付け加えた。

「僕はここ数年ずっとリラックスしていたから、朝起きて、また自分の体を感じるのはいい気分だよ」。

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