2022年のF2選手権をランキング4位で終えた21歳のアメリカ人ドライバーであるローガン・サージェントが2023年にウィリアムズからF1デビューすることが決まった。
■F1スーパーライセンス発給資格を満たしたサージェント
ウィリアムズのチームCEOを務めるヨースト・カピートは、サージェントがF1スーパーライセンス発給資格を手にすることができれば、2023年にフルタイムドライバーとして起用する方針であることを明らかにしていた。
そして、サージェントは、最終的に2022年のF2選手権でランキング4位となり、そこでF1ライセンス取得に必要なスーパーライセンスポイント30ポイントを獲得。
すでにF3選手権で2020年に3位、2021年に7位となり、それによる27ポイントを手にしていたサージェントは、文句なしにF1スーパーライセンス発給資格である3年以内に40ポイント以上という基準を満たしたことになる。
F2選手権は、SNSを通じて次のようなメッセージを発信している。
「ローガン、来年のF1で君がウィリアムズで走るのを見るのが待ちきれないし、すごく誇らしいよ」
さらに、サージェントが所属していたF2チームであるカーリンも次のようなメッセージを送っている。
「必要なライセンスポイントを手にしたね。F1を楽しんで!」
■チームも正式発表
ウィリアムズF1は21日(月)日本時間22時、サージェントの加入を正式に発表した。来シーズンはアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)とのコンビで臨むことになる。
アメリカ人のF1参戦としては2015年のアレクサンダー・ロッシ以来となる。
F2のフィーチャーレースで2勝、表彰台を2回獲得し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、サージェントは次のように喜びを語った。
「ウィリアムズ・レーシングとF1に参戦する機会を与えられたことは大きな名誉だし、夢が叶ったよ」
「2021年のアメリカGPで初めてチームに合流した日から、僕をサポートしてくれたウィリアムズ・レーシングとドリルトン・モータースポーツのすべての人に、心から感謝している」
「過去1年間、ウィリアムズ・ドライバー・アカデミーに参加したことで、ドライバーとして成長し、次の章に備えるための重要なプラットフォームを与えてくれた。チームがグリッドを押し上げようとする中、この旅に参加する準備はできているし、ワクワクしているよ」。
これで2023年に参戦するF1ドライバーのラインナップが全て決まった。