FIA(国際自動車連盟)はセルジオ・ペレス(レッドブル)がF1モナコGP予選の終了間際に故意にスピンしてクラッシュさせたかどうかについて調査するつもりはないようだ。
●【2022F1第7戦モナコGP】疑惑の予選結果はどうだった?
先週のブラジルのインテルラゴス、そしてヤス・マリーナでのアブダビ最終戦を前に、マックス・フェルスタッペンはペレスがモナコでわざとスピンして上位グリッドを確保したことへの仕返しとして、ブラジルでチームオーダーを拒否したことをほのめかしていた。
それ以来、ファンや専門家たちはモナコでのオンボード映像を研究している。
元F1ドライバーのギド・ヴァン・デル・ガルデは『Viaplay(ヴィアプレイ)』に、「彼はコーナー手前でアクセルを踏んでいるが、普通はそんなことはしない」と語った。
「また、スライドのカウンターもほとんどしていない。これは本当に、チームメイトの前に居続けるためにクルマをウォールに突っ込ませたように見えるね」
元ブリヂストンで、フェラーリのエンジニアであるキース・ヴァン・デ・グリントも同意見だ。
「ギドの言っていることが本当かどうかはわからないが、そう見えるのは確かだ」
「ペレスに対してまた調査が行われ、その結果、彼がトラブルに見舞われる可能性は十分にある」と彼は付け加えた。
しかし、FIA会長のモハメド・ベン・スレイエムはアブダビで、今のところ新たな調査は発動していないと述べた。
「今のところ、その理由はない。もし誰かが我々に尋ね、明確な証拠を持ってきたら、我々は間違いなくそれを行うだろうがね」。